長井から小松を経て米沢に近づいてきた街道から神社方向を見ると、のぼり旗が立っていた。
何回もうろついていないと何処から曲がっていいか迷ってしまう。
神社の入り口には仮設の門「町切り提灯」が飾られている。様々な苦労と年月、知恵が詰まっている
様な門である。
祭りの準備に若い衆が集まっていた。
さっそく、取材のお願いをした。
開かれた神社拝殿に目を移すと、既に獅子頭がデンと鎮座している。
印象力を養う為に、獅子頭については調べているものに目を通さないで来る。
獅子頭は一見して渡部重衛門の作と分かる。
記名が残っていていて一目瞭然でありがたい。
獅子頭の奉納した木札もある。昭和五年とあるのだが・・。
獅子頭について話をお聞きするのだが、何時もながら詳しい話は聞き出せない。
神社神殿には、雌獅子があるという。
見た事の無い作風である。
明治30年の渡部重衛門の獅子頭とは違うタイプの獅子頭だ。
記名は無く、破損していて使い込んだ獅子頭である。
拝殿の木札に昭和五年新調とあるので雌獅子の事であろうか?
その割には、古そうな獅子頭である。
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