13号線から糠野目橋を渡り、直ぐの信号から右折してみた。
羽州街道である。
初めて訪れる通りに山王神社の鳥居があり、周辺に耕福寺や常在院、奥津島神社、皇大神社が
ある。
初めての寺社に訪れるときは何時もドキドキするものだ。
石畳の参道を抜け、階段を上ると鬱蒼とした木々に囲まれ広々とした境内に立派な社殿が現れ
た。
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入り口に神社解説の看板があり、そこには名棟梁の飯酒盃 鼎(かなえ)の名があった。
解説には米澤藩所属の宮大工とある。
力士像彫刻の作者は、清水左登次と高梨卯之助・・
こちらも初めて聞く彫り師の名前で、これは重要な情報である。
獅子頭の取材で置賜の神社仏閣をよく訪れると、力士像を見かけるので気になっていた。
上山観音寺、米沢徳町長慶寺、白鷹西高玉瑞龍院、亀岡文珠観音堂 で見つけたが探せば
まだまだあるだろう。力士像の作風の特徴もあるので作者も推定出来そうだ。
こちらが山王神社の一対の力士像である。
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西側は防風ネットで見えないが、大変立派な彫刻で、配置もよく考えられている。
この位置の力士像は初めてだ。
神社隣の耕福寺で草取り中のおばちゃんから情報収集すると、山王神社の宮司さん宅が直ぐ側
にあるので案内して戴いた。
宮司さんの家の方に取材の話をお願いすると、神社の神輿ならば見せてあげるという事になっ
た。
お祭りでは神輿が渡御し獅子が先立って練り歩く形なのだが、人口減少やお祭りの関心も低下
し、かつての賑やかさも益々陰りを見せているという・・どの地域でも同じ傾向なのだ。
結局、神輿の保管庫の鍵が合わず拝見出来なかったが、獅子頭の存在と面識は出来たので後日
また訪れたい。
山王神社の例祭は8月25日(8月最終土日)とある。
社殿は高床で階段の幅が神社の幅と同じで、獅子と象一対の彫刻、丸彫り、欄間の雲竜の透か
し彫りや力士像等見事な彫刻が見られるので獅子頭も優れた彫り師の作ではないかと期待して
いる。
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犬も歩けば棒に当たった訳である。
おまけの各地の力士像をご覧あれ~。
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上山 観音寺の力士像
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白鷹 西高玉瑞龍院の力士像
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米沢徳町 長慶寺の力士像
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高畠 亀岡文珠観音堂の力士像
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