昨日、獅子宿燻亭にて笛太鼓の個人レッスンを行った。
二回目の稽古で、主に笛のダダンコ(道中笛)を稽古し、ドンデンカ(宮笛)まで進み
ダダンコの太鼓を体験した。
その稽古の中で、小松さんから提案があった。
今まで長井の獅子舞いの囃子を習いたくても、その教材が無いのだという。
獅子舞の笛太鼓を会得するには、各地の神社の獅子舞の稽古に参加するのが唯一。
今や、ネットによって世界は文化の交流が膨大な量が常に繋がっている時代だ。
確かに、自分もネットのyoutubeでねぶたの笛太鼓を稽古した。
・・ということで、小松さんがスマホで撮影し獅子舞の太鼓をyoutubeにアップしてくれた。
検索は
笛 「渋谷氏ダダンコ(初級)」「渋谷氏ドンデンカ」「渋谷氏ダダンコ2」
太鼓「渋谷氏ダダンコ太鼓」「渋谷氏ドンデンカ太鼓」でyoutube検索出来る。
小松さんは動画の指使いだけでは困難なので、塞いだ笛の穴を数字にして楽譜にしたという。
運指表である。
あくまでも教材として、上手下手は別として、またドコゾの神社のものでなく
個人が奏でる獅子舞の笛太鼓ということでご理解し、ご活用戴ければあのがたい。
小松さんは、長井市十日町の洋菓子のお店「ブラドォレ」のオーナーである。
高校まで成田八幡の獅子振りをしていて笛太鼓は経験無いが
思う所有り、意を決して獅子宿の門を叩いたという・・・。
実は私も、獅子舞文化に関わり出したのも30代前半。
それまで、獅子舞いどころか笛太鼓の経験は皆無・・・小学生の頃、町内の御神輿を担いだ位
だったのに、ここまで深入りするとは考えもしなかった。
小松さんはyoutubeに成田八幡の新旧お祭りの獅子舞もアップしている。
その反応は地元より海外からが多数あり、驚いているという事だ。
地元の伝統文化の評価が海外から多数訪れているというニュースは、私的にも心強いものであ
る。
獅子頭の制作に没頭している方も稽古に加わった。
今回、奥様も触発され初めて笛を体験したのだが、以前、お祭りで笛吹きの後ろに立ち
指使いを頭にインストールしたとか・・・直ぐに音を出し覚えてしまう勢いである。
旦那さんも獅子宿の獅子の木地を借りて現在奮闘中。
芸術や音楽、美術などの才能は誰にでも備わった一つのアイテムであると考えている。
その才能を開花させるかどうかはチョッとした一瞬の閃きや志なのではないだろうか。
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