飯豊の松原のトアル方所蔵の小さな獅子頭である
修理の依頼だ
顎と耳が失われている
ご当主の方が子供の頃に風呂敷幕を付けて遊んだ思い出の獅子頭とか・・
直ぐにサイズに合わせて制作してみた
さて作者は誰だろう?
普段はパッと見て直感で名前が出て出てくるのだが・・小関久蔵の様で町田与四郎風でもある
肝心な顎や耳が欠損して癖が読めない
目のつり上がり具合や鼻の作り方が手掛かりだ
この手の古い獅子頭はオークションでよく出て来るタイプ
額の百毫(びゃくごう)や牙が無いのが特徴で、かなり数をこなしている感有りの小品
獅子頭の裏に記名らしき痕跡が見える様な気がするので赤外線カメラで調べてみよう
恐らく百年近く時間を経た古獅子なのでピカピカ新しくせず・・・とお勧めしたが
毛を植え金箔を張り塗り替え甦る事を依頼された
またそれも選択肢の一つである
この記事へのコメントはこちら