「ヤブワラビ」採り

  • 「ヤブワラビ」採り

なにも「ヤブワラビ」という山形の固有種とか新種ではない。

 

普通、ワラビは「焼畑」とか下刈りをした様な

陽を遮るものがあまり無いところに生えるのが一般的だ。

というか、そういうところに生えるワラビは、

とてもヒトの目につきやすいし、ロケ的にもとても歩き易いので、

結果、採りやすいのだ。

 

だから、世の「ワラビ園」などという場所は、冬はスキー場であったり、

また牧草地脇で下刈りをして整備された様なところが多い。

そういうところのワラビは、春一番みたいな感じで生えイズル訳なので

1時間採り放題!などと、お客様からイクバクかの御代を頂戴したりして

園を運営したりしている。

依って、

初物という希少性というか、

季節的なシズル感を他者よりも早く得るためであるとか、

山歩きが難儀になってしまった年配者や子供連れなどにとっては

有難いのだが、

実は、陽の遮るものがない場所に生えイズル「ワラビ」は、

如何せん、やや乾き美味で若干硬いのも事実かと思うである。

 

という事で、表題の「ヤブワラビ」採りであるが、

 

カレンダーも6月にもなってしまうと、爽やかで歩き易かった新緑の山は、

藪もイバラの棘もいよいよ濃くなり、蔓も伸びて体の動きを止める。

要は、人を寄せ付けなくなって来るのである。

 

さて、こういう時期に入ると、せっかく地面に生え出たワラビは、

生まれた途端から他の草木に陽を遮られる形になるので、

生きんがために、陽の光を求めて背を高めるのである。

 

植物が背を高める場合、丁度、スカイツリーや東京タワーなどの様に、

テーパー構造というか、その茎を太くしなければならないのである。

加えて、背が高くても硬ければ脆いので、

同時に柔らかさを兼ね備えなければならないのでる。

 

依って、藪という他の草木の下から生えイズル「ワラビ」は

長く太く柔らかいのである。

 

難点は、ヒトが見付け難いとか、藪漕ぎを強いられたあげく、

藪を潜りながらの「ワラビ採り」と相成る訳である。

 

だから、旬の初めというシズル感演出的な価値は無いが、

山を知る人にとっては、とても価値あるモノなのである。

 

だから、ヤブワラビの美味しさと採る苦労などを

それなりにちゃんと分かってくれる様な方へでないと、

差し上げたりはしないのが常である。

 

犬っ子と言えども、藪漕ぎの付き合いはキツイ。

雨水と草露でズブ濡れワンコ状態の、犬っ子ケンタ(兄8歳)の図。

 

と、犬っ子モッチ(妹5歳)である。

2014.06.08:shidareo2:[コンテンツ]

暑さわらび

この前、やたらと暑い頃、ブドウのジベレリンやってた頃ですね
一晩に20㎝以上ワラビ伸びてました
ヒョロヒョロ伸びてるけど太さはあり、柔らかくて・・・・・・
絶品の筈でしたが、オイラは忙しくて取らずしまい
手伝いに来てくれた、福島の早苗ちゃんにお土産で一抱えあげましたが
あれは旨そうでしたよ~~
2014.06.09:kuma仙人:[編集/削除]

さすが、天領地の高畠ですね。

そんなに労せずに良いワラビが取れちゃうなんて、
きっと土地が肥えてるんでしょう。

さすが、天領地の高畠ですね。
その豊かな恵みは、ケチな事言わずに、
ぜひぜひ、みんなと分け合いましょう!?

当方のワラビは標高800m程の場所にあり、
林道から藪漕ぎ小一時間程のところなのです。

犬っ子達は山菜採りはしないので、暇潰しに、
ヤマドリのコッコなんかを追いかけ回しています。
2014.06.09:Shidareo2:[編集/削除]

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