フェザンタージュ(仏:Faisandage=英:hanging)

このところ、早朝は暗く、しかも曇天や霧で写真が撮れない。

写真(画像)が無いと、華やかさもハナシも弾まない。

 

仕方ない。  今朝は、「喰い物ネタ」としよう。

 

11/2(土)に獲って来たカモは、バードナイフでささっと解体し、

肉にして冷蔵庫でとりあえず一週間ほど寝かす。

拠って、食したのは11/9(土)の晩で、大好きな「鴨のお狩場焼き」とした。

余った肉は、更に冷蔵庫で寝かす。

そろそろだねっ・・・って事で、昨晩も「鴨のお狩場焼き」を楽しんだ。

 

実は、獲ったばかりの禽肉は、新鮮過ぎてけっこう血生臭い。

拠って、フェザンタージュする。

要は、牛肉のごとく、寝かして熟成させるのである。

そうする事に拠って、旨味が格段に増すのである。

 

フェザンタージュの「フェザント」は、仏・英共に、

鳥類の「雉」の事であるが、

昔は、雉を喰うのに、羽や頭を付けたまま内蔵のみ取り除いて

首に紐をかけて1週間とか10日間とか、軒下に吊るしておいて

熟成させた後に、料理して食べたらしい。

 

っという事で、肉(特にジビエ系かなぁ?)を熟成させる事を

「フェザンタージュ」と言う様になったとか。

そして、なんと・・・・この「フェザンタージュ」、

料理系の英語では、hanging(日:絞首刑)というらしい。

 

ちなみに、日本でも、ちょっと昔の田舎の方では、

同様にして雉を吊るして食したらしいが、干し柿ならいざ知らず、

今では、さすがに、軒下に禽類の死骸を吊るして

食する家庭もほとんど無くなってしまった様である。

 

割と好奇心の強いshidareo2も、いっぺん吊るしてみたい気もするが、

でも、一応、住宅地内でもあるんで、やっぱ遠慮というか、景観的にも・・・・、

という事で、肉にして冷蔵庫で寝かしているのである。

2013.11.15:shidareo2:[コンテンツ]

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