美味しくて、全部飲んでしまって画像もないのだが、
昨晩、”とっておきの高畠ワイン”を飲んだ。
普段は、特定の県産ワインの名を明かして、
どーこーとはあまり言わないのだが、今回はちょっと特別である。
ま、対象が高畠ワインなので、一般に卒なく好感度・高品質であるのだが、
昨晩飲んだワインは、ちょっと特別なケースのワインなのである。
実は、10年以上も前に、ある企画モノで、高畠ワインさんに特別にお願いして、
白ワインをつくってもらった事があった。
キリリとした辛口の白ワインという事で、「ピノ・ブラン100%」という設定であった。
もちろん、企画モノであるので、企画の進行と共に限定販売され、
市場ではすぐに売り切れた。
で、自分でも数本購入してとりえあず飲んだりして無くなったのだが、
実は、1本だけshidareo2のワインセラー(←単なる木箱;;;)に入れて
他のワインと一緒にずっと取っておいたのである・・・というか、
もう、存在そのものを忘れていたのである。
そんな中、昨晩、ちょっと白ワインが飲みたくなったのだが、
手持ちが無い・・・という事で、ふと、木箱のセラーの中も覗いて見たら、
10年以上も経過している上記:高畠ワイン「ピノ・ブラン100%」が出て来た。
発売当初はやや黄色みがかった透明色だった色もすでに褐色というか
ウーロン茶の薄いのみたいになっていて、いかにも古そうだし、
なんだか開けるのにも少し抵抗があったが、
ダメ元で、コルクを開けて軽くテーステングしてみた。
結果・・・、意外や意外・・・美味しい!
まるで、<出来の良い、可憐なドライシェリー>の様であった。
多分・・・10年以上も寝かせた高畠ワイン「ピノ・ブラン100%」は、
メーカーのセラーにも残ってはいないだろう。
っという事は、おそらく、世界でこれ一本だけだったのかも知れない。
木の箱に入れたままだったので、余計な紫外線や
四季の自然な温度変化以外の急激な温度変化も受けないという
保存状態も功を奏していたのかも知れないが、
その年の「ピノ・ブラン」の出来具合や、発酵の度合い
(残留糖度の具合)とか、フィルターのかけ方など、
ワイナリーの総合的な衛生管理はじめ製造姿勢全体が良いから
10年以上(おそらく10数年?)も経ってしまった昨晩まで、
ワインとしての健康を保っていたのだろう。
ま、その様な訳で、ややマニアックな話になってしまったのだが、
ちょっと驚きの美味しさに巡り合えた昨晩でした。
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2016.07.22 (shidareo2)風が運んでくれる香りも良いですねェ。
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2016.07.21 (mim)山百合
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2016.06.13 (shidareo2)あ、ただの木の枝です。
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2016.06.13 (mim)気分爽快
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2016.04.05 (shidareo2)あらためめめ
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