大豆をすりつぶしたものを「呉」といい、それを汁に入れたものを呉汁といいます。
豆腐や肉類が貴重品だった時代は、タンパク源として生の大豆を水に浸漬してよく吸水させ、少々水を加えてすりつぶし絞ったものを味噌汁にいれ煮立てて仕上げていました。
栄養価の高い大豆を余すところなく取り込め、また独特の泡を楽しむことができるのが特徴で、大豆と、みそが合体して深みのある香りを醸し出し、ふわっとした口当たりの後、わずかなつぶつぶ感がコクとともに舌に残ります。
おいしく食べるコツは、出来る限り食べる直前に、大豆を入れること。
ぜひご家庭でもお試しください♪
呉汁の作り方
・大豆 150g(1カップ)
・味噌 大さじ3
・だし汁 800cc(4カップ)
・じゃがいも、人参などの野菜類 適量
作り方
1)青大豆は水で洗い、3倍量の水に浸して一晩置きます。
2)1の大豆を漬け汁ごとミキサーに入れてすりつぶします。
※漬け汁が足りないときは、少し水を足してください。
3)鍋にだし汁と、小さめに切った野菜類を入れて煮ます。
4)3の鍋に2を入れて加熱し、
ふわっと大豆が浮かび上がるまで煮立てます。
※ふきこぼれに注意してください。
5)いったん火を止め、味噌を加えて
一煮立ちさせてできあがりです。