レインボープラン推進協議会

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昨年10月中旬に定植した農場のイチゴが、
豪雪にもめげずに無加温ハウスで順調に生育し
花を咲かせ始めました。

今月上旬、良い実が期待できない花を選別して摘み取る
講習会が開かれました。
理事長の指導を受けて1株ごとに選別するのだが、
最初は取り除く花の判断がつかず
悪戦苦闘、しかし、次第に撰別に慣れてくるようでした。

4月中下旬には、本格的な摘み取りに入る予定だが、
ハウスの開閉によるの温度管理に気が抜けない日が続きます。




2月26日、当農場の第2回通常総会が長井市民文化会館で開かれました。
理事長挨拶の後、来賓として出席された山形県置賜総合支庁総務企画部長・新野潔さん、
長井市長代理の企画調整課長・松木幸嗣さんのお二人からそれぞれご祝辞を頂きました。
また、衆議院議員遠藤武彦さんからは祝電をいただきました。

議長に色摩武愛さんを選出し議事に入りました。
1.平成17年度の事業報告と決算報告では、
(1)安全な作物つくり事業では、雨よけハウス4棟(12a)を新設、
  年間12品目の野菜を生産し市民に供給した。
  農作業には延べ、年間1,993人・日のボランティアが5,788時間活動したこと。

(2)健全育成と食農教育事業などソフト事業では、視察者の受入れ、
  農業体験研修の受入れ、出前講座などを実施したことが報告されたが、
  社会的弱者支援事業、農の継承者支援事業では、農場側で指導者を
  充足できずこの分野の会員募集が懸案事項であることなどが報告された。
 
(3)決算では、野菜価格の低迷により供給価格が伸びず、
  見込み(6,000千円)の88パーセントにとどまり、
  当期収支差額が84,928円の赤字になったことが報告された。

事業報告と決算とも承認されました。

2.平成18年度の事業計画案と予算案については、
基本的には前年度と同様の事業を計画するが、ソフト事業を実施するための
専門的分野(経理、農業技術、福祉、教育など)に精通する会員の募集に
力を入れること、その上で、食農教育や福祉、就農希望者の受入れに
つなげていきたいこと、また、現在の耕作面積で事業運営を充実させるためには
供給価格(農産物の販売価格)を引き上げることが必要で、その対策に
重点を置くことなどが提案された。
事業費の総額は、施設整備費(水道敷設)借入金500千円を含み6,900千円。

事業計画、予算ともに原案とおり決定された。

3.役員改選では、監事に新たに菊池やえさんが選出されたほか、全役員が再任された。

4.議事終了後、会員の東京大学大学院助教授の矢坂雅光さんから
地域循環や農産物の認証に関してヨーロッパなど外国の事例紹介におよぶ
ミニ講話があり充実した総会になりました。

5.総会終了後、全員でレインボープランの洋菓子をいただきながら
茶話会で交流がはかられました。

正会員数38名中出席会員19名、委任状提出者11名計35名、
この他非会員ボランティアの出席が4名ありました。


総会会場


矢坂会員のミニ講話


総会後の茶話会

今日は3月中の気温とかで記録的な大雪も
少しずつ減りはじめています。
しかし、やっと1月が終わるのだから
「まだまだ冬将軍には油断大敵」とみなさんの声。

今日は、いちごの「床」をビニールで覆い、
一株一株を床の中から顔を出してあげる作業。
汗ばむほどのハウスの中で新顔のボランティア2名も参加、
総勢13名のにぎやかな作業になりました。
明日は、この上に更にビニールのトンネルを掛け、
4月中旬からの収穫期にそなえます。


10月中旬に定植した苗がしっかりした株に育っています


ビニールを破って一株ずつ慎重に苗を出してあげます


連日豪雪に見舞われている年明けの21日、
吹雪の合間に18年度の「市民農場開き」を行いました。
久しぶりの青空に「今年は幸先がいいぞー」誰からも太陽の恵みに
感謝する声が聞かれました。
ハウスの中は無加温でも汗が出る。
出荷最盛期の京水菜の色も冴えてくる。
「今年も頑張ろうね」
イチゴの枯れ葉除去作業が今年の「仕事始め」。
作業後みんなで雑煮餅を作りご馳走になりました。
みなさんもボランティアに参加しませんか、
楽しいですよ。



雪でハウスが押しつぶされないかと心配したことが
うそのような青空でした。


水菜の色も沢山の笑顔も・・・いかがですか


カンパーイ!今年もガンバロー!


大地への感謝、仲間とともに農作業に汗を流せた喜び、
そして、来年もまた安全な農産物を
「みんなで作り・みんなで市民に供給しよう」と
「鍬収め」の行事を行いました。
12月25日の夜は猛吹雪で悲惨な列車転覆事故があった翌26日の開催。
朝から吹雪く。悪天候に欠席者も出たが20名が参加、みんなで料理を作り、
竹田理事長が餅をつく。
外は吹雪きでもハウスの中は熱気に包まれ、最後は懐メロの合唱が出るなど
にぎやかで意義のある鍬収めになりました。



みんなで料理の準備、背景の緑は「京水菜」
もちろん美味しくいただきました。


持ちつきは理事長、「あえずら」は佐藤理事






去る11月12日「ながい置賜NPOネットワーク」の
定例会「NPOいろり端会議」が開かれました。
今月の活動現場視察は当農場が受入れ当番。
収穫最盛期の食用菊、そろそろ終わりに近いミニトマト、サトイモ
定定植後の整然と並んだイチゴなどをご覧頂き経営などの質疑応答が
交わされました。

 同ネットワークは、長井市をはじめ置賜管内のNPO団体が
ゆるやかな連携を保って、情報の共有や共通する課題の解決をはかり、
それぞれの事業活動の充実発展を図ろうと昨年7月に設立されたもの。

 視察後、会場を旧郡役所の「小桜館」に移し、
日本NPO学会監事の馬場英朗氏から
「NPOにとってなぜ事業報告が重要なのか〜アカウンタビリティーの視点から」
と題した講義を受けました。

出席者は8団体12名、他に置賜総合支庁、長井市、長井青年会議所
長井商工会議所青年部、東北公益文科大学からの参加もありました。