NPO法人・市民農場だより
![]() 11月25日、当農場食育事業の一環として M幼稚園でお昼までの約2時間、恒例の餅つきをしました。 今年は保護者の参加もあって、赤い頭巾やピンクのエプロンなどのパパ、 赤ちゃんをおんぶしたママ、ママに手を引かれて歩く子たちなど、 昨年よりもにぎやかな行事になりました。 ![]() 何といっても最高の盛り上がりは、餅つきの最後。 ヨイショ!ヨイショ!園長先生がんばってぇ〜 体育館が壊れるかと思われるほどの元気な園児達の掛け声と歓声に 杵持つ園長と合図ら(※)する理事長が応えました。 (※「アエズラ」は、土地の言葉で搗き手の合間合間に、 臼の餅を中央に寄せること。この作業で美味しい餅が 早く搗き上がる。搗き手とアエズラの呼吸が大切。) ![]() つき上がった餅をちぎってしゃもじに2個を載せ、臼の端に置きます。 これを「臼の端」(ウスノハタ)と呼び、先ず臼と杵に、そして稔りを下さった諸々の神様に感謝し皆で手を合わせました。 ![]() 餅は、年令に合わせて15g、20g、25gの大きさにちぎり、 きな粉をまぶす作業は、ママ、パパ、先生、ボランティアの皆さん。 アッという間に100人分ができました。 「これ甘い」僕もきな粉をなめて手伝ったよ。 ![]() 開会時の理事長あいさつは、「お餅がおいしくなるのは、田んぼに生き物や目に見えない微生物がいるからです。お米や野菜も同じことでーす。」 今日の行事を考え合わせると、食べるという一連の行為が この地域の環境・文化・風習に根づいていることと、食育事業、レインボープラン、などの意義を改めて実感として学んだ時間でした。(k) |
当農場では、11月10日を締め切り日に、緊急雇用制度による臨時職員を募集していました。
この募集に、電話問い合わせ3件のほか正式に履歴書を提出された方3名の応募者と過日面接を行い、お一人の方を採用することに決定し、12月1日から農場の仲間としてお迎えすることにしました。 採用が決定になった方は、東日本大震災の被害に遭われ、ご家族で長井市に避難をされているMさん。幼い二人のお父さんで、お子様への放射能による被害を恐れ、いち早くいわき市から知人を頼って長井市にこられた方。 Mさんは、以前からレインボープランについての情報を得ておられたとのことで、当農場の活動もブログなどでご存知でした。 食や環境に強い関心の持ち主で、農業は未経験だが、子供たちの未来のためにも 被災を契機にこれまでの安定した職場からの転職を決意、農場の活動に取り組むことを選択されました。 農場では、Mさんの職歴から子供たちの食農教育や、農場の運営管理に力を発揮していただけるものと期待してしています。 なお、他の2名の方も当農場のNPO活動にはなくてはならない職歴と意欲のある方でしたが、今回はMさんに決定させていただきました。(T) |
秋晴れの10月11日、当農場食育事業の一環として、
近所の保育園児(年長さん)21名を「日の出圃場」に 招きサツマイモ堀りをしました。 畑一面に埋め尽くした、サツマイモの葉茎を取り除くと、 お目当てのサツマイモが姿を現しました。 「サツマ芋は、赤茶の肌着を付けているので、傷をつけ ないようやさしく掘ってくださーい」と 農場の先生から説明を受けて開始。 「でかいのあるよー」、「こんなに固まってたくさんあるぞー」歓声を上げながら掘り始めました。 この畑は最上川の左岸に位置し、砂場のような柔らかい砂質の畑、小さな手でも何とか堀出せるが、大きな芋は、先生やボランティアの助けを借りて掘り上げました。 収穫した一番大きな芋は保育園に、また、園児にもそれぞれお土産として差し上げました。 |
6月23日に開かれた当農場恒例の早苗振りに
農場本部のある館町地区内の雇用促進住宅に避難しておられる 東日本大震災の被災者・いわき市と楢葉町からの2家族3名をご招待しました。 当日は、あいにく大雨となり急遽欠席された会員もおりましたが 30名ほどが参加、理事長から日ごろの活動に感謝の挨拶のあと、 レインボープラン推進協議齋藤真知子会長、館町南北両地区を代表して 鈴木一義館町北地区長からご祝辞を頂戴しました。 また、被災者の村田さんから次のようなお礼の言葉がありました。 「お招きを受け心から感謝、私は放射能の知識が少しあったのでいち早く子供を連れて逃げた。長井市の皆様にはこころから温かく受け容れていただき感謝している。このたびの地震による原発被災は大量生産大量消費の行き着く結果として生まれたものだ、これからの復興は単にもとに戻すということではなく、新しい生き方、新しい社会のあり方を作らなければならない。よろしくお願いしたい。 会場では、地元の民話サークル「小町の会」太田会長さんの民話が披露され、日ごろの活動についてや被災された方々との交流も深められました。 最後は全員で肩を組み「ふるさと」の大合唱で閉会しましたなお、当農場では、災害発生後いち早く長井市に非難された被災者に新鮮な野菜をお届けしたほか、山形新聞社を通して義捐金もお届けしました。 ...もっと詳しく |
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家の周りの畑も膝頭がスッポリ隠れるほど。
農場のハウスが気になっていたら、理事長から既に指令が出ていました。
結果、村田さんにもきつい除排雪作業のお願いが朝から出ていて、ご苦労をおかけしました。
午後、見事にきれいになった中央通路を写真に収めてきましたが、少しく暗くなってしまいました。(T)