・レインボープランの理念と地域づくり
1.レインボープランとは、同じ市内のまちとむらの連携によって、
台所から出る生ゴミを資源として活かし、豊かな暮らしと地域を 育んでいこうとする地域(まち)づくりである。 2.レインボープランとは、市民と行政が同じ地域の生活者として イコールの協力関係を築こうとする、住民自治ある地域づくりである。 3.レインボープランとは、生活者の視点に立った、地域政策である。 それは環境政策であり、農業政策であり、食料政策であり、 同時に地域の中に循環経済を築こうとする、地域自立の政策でもある。 4.レインボープランとは、まちの人々が堆肥の生産者として、 土作りに参加し、むらの人々が作物の生産者として、まちの人々の 命の糧をつくる。みんなが農と食に関わって行く 農業を基礎とした「循環型社会」をめざそうとする、 市民と行政との協働事業である。 |
Copyright (C) 2005 レインボープラン推進協議会
レインボープランには二つの循環が回っています。
ひとつは「土から生まれたものを土に戻す」という循環であり、
もうひとつは「まちとむらをつなぐ人の輪の循環」です。
この二つの循環によって市民が主人公の、台所と農業をつなぐ、
食と健康の地域づくりが可能となります。
2.「ともに」
生命資源の前ではすべての人々は平等です。
すべての市民は職業の違いを越え、同じ地域の生活者として
互いに協力しあいながら循環社会をつくることが求められます。
レインボープランを進める場合においても、住民が議論し、
市役所がそれを決定するというのではなく、「住民自治」と
「参加」を何よりも大切にし、「ともに」運営されていかなければ
なりません。循環型社会とは、住民の高い自治意識とそれに
支えられた参加・参画によって組み立てられていく社会であります。
3.「土は生命(いのち)のみなもと」
田畑を生ごみの捨て場にするのか、土といのちを大切にする
循環型社会の創造の場にするのか。
この両者を分かつものは、ひとえに「土は生命のみなもと」を
事業の理念とすることができるか否かにあります。