レインボープラン推進協議会

・レインボープランの理念と地域づくり
 1.「循環」

  レインボープランには二つの循環が回っています。
  ひとつは「土から生まれたものを土に戻す」という循環であり、
  もうひとつは「まちとむらをつなぐ人の輪の循環」です。
  この二つの循環によって市民が主人公の、台所と農業をつなぐ、
  食と健康の地域づくりが可能となります。

 2.「ともに」

  生命資源の前ではすべての人々は平等です。
  すべての市民は職業の違いを越え、同じ地域の生活者として
  互いに協力しあいながら循環社会をつくることが求められます。
  レインボープランを進める場合においても、住民が議論し、
  市役所がそれを決定するというのではなく、「住民自治」と
  「参加」を何よりも大切にし、「ともに」運営されていかなければ
  なりません。循環型社会とは、住民の高い自治意識とそれに
  支えられた参加・参画によって組み立てられていく社会であります。

 3.「土は生命(いのち)のみなもと」

  田畑を生ごみの捨て場にするのか、土といのちを大切にする
  循環型社会の創造の場にするのか。
  この両者を分かつものは、ひとえに「土は生命のみなもと」を
  事業の理念とすることができるか否かにあります。

1.レインボープランとは、同じ市内のまちとむらの連携によって、
 台所から出る生ゴミを資源として活かし、豊かな暮らしと地域を
 育んでいこうとする地域(まち)づくりである。

2.レインボープランとは、市民と行政が同じ地域の生活者として
 イコールの協力関係を築こうとする、住民自治ある地域づくりである。

3.レインボープランとは、生活者の視点に立った、地域政策である。
 それは環境政策であり、農業政策であり、食料政策であり、
 同時に地域の中に循環経済を築こうとする、地域自立の政策でもある。

4.レインボープランとは、まちの人々が堆肥の生産者として、
 土作りに参加し、むらの人々が作物の生産者として、まちの人々の
 命の糧をつくる。みんなが農と食に関わって行く
 農業を基礎とした「循環型社会」をめざそうとする、
 市民と行政との協働事業である。