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息子(7ヶ月)の事例

転んで頭をぶつけて大声で泣き出した

子「(大声で泣き叫ぶ)え~ん、え~ん」
私「頭ぶつけて痛かったね」
子「え~ん、え~ん」
私「痛かった、痛かった(頭をなでる)」
子「(泣きやんでくる、目には涙)」
私「涙が出るほど痛いね(頭をなで続ける)びっくりしたね」
子(泣きやみ、一人遊びに熱中する)

以前は「痛くない、痛くない!!」「あら、お外に何かみえるよ!」と痛みをごまかし、
泣き止まなかったら「男の子だったら泣くな!」と禁止の命令をすることが、当たり前だと思っていました。
しかし、相手の気持ちを受けとめることの大切さを実感しました。
ごまかしや命令で泣きやませたら、一見解決のようにみえても子どもにはどこかストレスがかかっているだろうと思いました。
「この痛みを分かってもらえないもどかしさ、やるせなさが心にのこっていく」「痛みを感じない人になってしまうかも」
そんなことを感じました。
2014.05.28:おやコミ研究所:[事例集]

長女(3歳)・次女(1歳)の事例

お風呂で長女(3歳)のおもちゃを次女(1歳)がさわって、
長女が「イヤだ」と泣き出した。

子「イヤだ(泣く)」
私「イヤだったんだね」
子「使っているからイヤだ」
私「使っているからイヤなんだ」
子「そう、イヤ」
私「イヤだったんだね」
子「うん、今日保育園で◯◯ちゃんに『△ちゃん嫌い』って言われたの」
私「『嫌い』って言われたんだ」
子「そう」
私「悲しかったね」
子「うん、悲しかった」

予想していたこととまったく違った話になってびっくりしました。
聞けたのかわかりませんが、今までは言わなかったことが出てきて驚きました。
もっと続くかと思ったけれどこれでおしまいでした。
2014.05.28:おやコミ研究所:[事例集]

息子(3歳)の事例

フローリングの床でミニカーを沢山出して遊んでいる3歳の息子。
はじめは手で動かしていたが、そのうち足で踏みつけてギコギコ動かし始めました。私はそれをやめさせたい。
いつもだったら「こら、やめなさい!」と大声で怒鳴っていました。

子「お母さん、ぼくが怪獣になっちゃった!」
私「怪獣になっちゃったんだね。足で車を踏んづけると車が壊れそうだよ」
子「大丈夫だよ。車は鉄だから壊れないよ(踏み続ける)」

このとき私は、自分がイヤなのは、車が壊れることだけでは無い事に気がつきました。
それで、正直な気持ちをそのまま子どもに伝えました。

私「淳君が、足で車を踏んづけてギューギューすると床に傷がついて、
  あとでお母さんが掃除しないといけないんだ。お母さんいやだな」

子「(私の顔をじっと見て)ごめんなさい(と言ってやめた)」
私「怪獣やめてくれたね。ありがとう」

年齢の低い子どもにも「私の気持ちを伝えること」はとても有効で驚きでした。
また自分の本当の気持ちに気がつくことができました。

コラム「私の気持ちを伝えること」

自分がどう思っているのかを考え、私を主語にして自分の気持ちを素直に言葉にだして伝えよう
2014.05.28:おやコミ研究所:[事例集]

息子(4歳)の事例

最近、息子4歳が夫が嫌がること(叩く・いたずら)をしたり、
パパ嫌い・ママは好きというようになった。

朝、夫が出かけるとき
夫「行って来ます」
子「パパなんか嫌い!ふんっ(そっぽを向く)」
夫「そうかぁ…(困惑しながら出勤)」
私「いつものりょう君なら『エイエイオー!行ってらっしゃい』って言うのに」
子「……」
私「パパに行って欲しくなかったのかな」
子「うん…」
私「パパともっと遊びたかったんだね」
子「うぇ~ん(と大泣きする)」
私「淋しかったんだね」
子「ママとはいっぱい遊んでいるけど、パパは少しだけ……うぇ~ん」(泣きながら話してくれました)

パパに攻撃的になるというサインがなんだったのか、このやりとりでやっと理解出来ました。
それまでは、パパお仕事で疲れているんだからと言っていました。
パパ大好きという子どもの気持ちがわかりました。

コラム「サイン」

いつもと違う行動をしているときは、何らかの感情があってそれをわかってほしくてやっているのかな、と考えてみよう。
2014.05.28:おやコミ研究所:[事例集]

息子(小学生)の事例

遅くに「宿題が終わらない」と言う子ども。

子「もう終わんないよ」
私「宿題が終わらないんだね」
子「こんなに問題が多いなんて、ありえない。作った人、クソだな」
私「問題が多くて、作った人にも頭にきてるんだ」
子「あんまりいっぱいになると、イヤになってくる」
私「問題が多すぎて、嫌気がさしているんだ」
子「もっと早くからやってればよかった」
私「早い時間から始めればよかったと思うんだね」
子「うん」

「夕食前にゲームしてたからだよ!」「そんな適当に書くならしない方がまし!」
私はいつもこんな言い方(非難・説教等)をしていてお互いがイライラしていました。
それが、ただ繰り返し聞いていただけですが、息子が落ち着いてきました。

コラム「ついつい言ってしまうおきまりの言葉」

相手が悩みを口にした時よく口にしがちな対応のこと。
コミュニケーションを閉ざしてしまう場合や、相手の考える力を奪うことがある。
2014.05.28:おやコミ研究所:[事例集]