新聞記事のスクラップがでてきました。
今ちょっと整理をしていて、もう使わないものとか
押し入れの中に押し込まれていたものとか
毎日発見の日々なんですw
そうして見つけた新聞の切り抜き
S59年の夏のもの
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「自分の業績を正しく評価していないと不満をいうひとがあるが、
人事評価にはその人の足りないところを反省してもらうという意味もあるんです。」
と言った。おもしろいと思ったので「足りないところって、例えばなんです」と聞くと
「そりぁ、あなた、洋服のセンスとか、食事の仕方とか、言葉遣いとか、笑い方とか、いろいろあるでしょう」
といたずらっぽく笑った。
食事の仕方まで人事評価の対象にされてはかなわないが、○○さんが言いたかったのは、つまるところ日常的な事柄の中に表れる人間の味、ということだろう。
「世間話をしているときに、いちいち、基本的にですね、などという日といるでしょう。センスのないやつだなと思いませんか」
「大しておかしくもないことに、大げさに笑ったり・・・」と私。
「上司とオレは親しいんだといわんばかりに横柄な口をきくやつ」
「そうそう。逆に丁寧ならいいと、インギン無礼な人種」
二人は、最近、口のきき方を知らない人間が多すぎると、口をそろえてあげつらった。
「そういうことでは、仕事上の人間関係もうまく運ばない。反省してもらいたい、というのも人事評価です」
そういって、○○さんはじろりと私を見た。しまった、調子に乗って親しげにしゃべりすぎたかな、と私は冷や汗をかいた。
人は、自分に与えられた仕事に何年か経験を積めば、それなりに知識も深まり自信もわいてくる。
職業人としてのスタイルも身について、一人前の社会人になるわけである。従って、人事評価も、仕事の実績を正当に認めてほしいと思うのは当然である。
だが、一つ肝心なものが欠けている場合が多い。口のきき方。黙っているとすてきなのだが、口をきくとがっかりするというのは、なにも女性の場合に限らない。
男も口のきき方一つで、より高く評価されもし逆に、人格そのものを疑われたりする。
身につける物への心配りも大切だが、何よりも大事なのは言葉のおしゃれである。これは安物でごまかすことができない。
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もう30年近くも前の文章であるが、読んでいてハッとした。
たぶん、気をつけようと、心してすごそうと、この記事をとっておいたのでろうが
この来し方を振り返り、ため息がでた。全く成長していないなぁ~
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むかし 昔の
2011.08.26:おやコミ研究所:[洋子の徒然]