NPO法人美しいやまがた森林活動支援センター

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 山村地域の活性化につなげたいと、広葉樹林の調査研究、シンポジューム、ワークショップなど幅広い活動を展開されている「広葉樹を暮らしに活かす山形の会」(広葉樹の会)が、
立木から木製品までになるまでの過程を知って欲しいと開催している「木になるツアー」が、今回は飯豊町中津川のブナ伐採現場からスタートということで、当支援センターからも5名が参加しました。

11月16日(木)林業現場の視察

ア.広葉樹伐採の厳しさが判る飯豊町遅谷のブナ林伐採現場にて
 

イ.地域の森林資源で地域貢献を進め、広葉樹の取引拡大も模索する飯豊町の製材所
(有)渡部製材所

 
                        チップ、オガ粉を燃料にした乾燥機

11月17日(金)AM 製品加工の視察

ア.伝統家具製造から三次元加工機械を取り入れた新しい木製品加工に経営転換を図った木工所 (株)ウッド・マイスター

イ.選び抜いた広葉樹原木から無二の無垢材家具を生みだす 家具工房モク

 


11月17日(金)PM テーマセッション「紅葉樹を地域再生に活かす」

講演ア.広葉樹の会共同代表の清和研二東北大学名誉教授による大口径広葉樹の森の天然更新を取り入れた森林の価値と経営計画について

講演イ.新しいい国産材の流通活用手法「タニチシステム」を確立し、地場産材を調達し公共建築物への供給までをプロデュースするパワープレイス(株)谷知大輔氏の取り組み

鼎談「山形でサプライチェーンをつくるには」

左からモデレーター広葉樹の会共同代表・佐藤恒治氏、中津川エフエフ・加藤雅史氏、渡部製材所・渡部雄市氏、アトリエ欅・町田至氏 

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 このまま効率化、省力化でコスト削減を後押しする林業施策だけでは、先の見えない森林資源の保全、再生は難しそうです。森づくりや林業、木工業の関係者は、どう立ち向っていくのでしょうか。川上から川下までの現場の苦悩や努力を覗き見て考えた二日間でした。

先の見えない現状を変えるには、地域森林資源の価値が正当に評価され、新たな消費者需要を喚起して、国産材の地材地消を進める安定したサプライチェーンの確立が急がれます。
 来年から私達が収める森林環境税が、現行事業体への支援に留まらず、こうした地域に沿った先進的な取組みに投資されることを期待しています。《y.k》




2023.11.27:npo-fevent:count(3,632):[メモ/今までの活動紹介]
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