NPO法人美しいやまがた森林活動支援センター

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当センター事務所のある南陽市からは森づくりや自然環境学習事業で様々に支援をいただいています。

5月1日に開催する第10回大森林祭を前に、織田理事長らが市庁舎を訪問し、引き続きの協力をお願いしてきました。

白岩市長さんとの面談では、今の林業振興の課題から木育事業構想まで話しが及び貴重な意見交換をさせていただきました。


農林課林務係での打合せ


白岩市長と面談


にこやかに記念撮影
岩井 巽(TATSUMI)君 おめでとう!!


社会の課題を汲み取りながらニーズと結びつけるモノをデザインする東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科4年の岩井巽さんが卒業研究で取り組んだ『「菅笠」の技を活かしたモノづくり』が、卒業制作優秀賞に輝きました。





彼は、「中津川森と暮らしの学校/森と暮らしの実習隊」のミッションの一つのSuge Project(中津川の手仕事 菅笠文化 の伝承)に参加し、真夏のスゲ刈りから冬の菅笠作りまで体験したことから、スゲを生かしたモノづくりを卒業研究のテーマに据えました。
この冬は中津川に通い、泊まり込んで菅笠縫いの技を取り入れた製品づくりに取り組んでいました。

テーマの動機付け、伝統の技や自然素材のスゲ、タケと格闘してきたプロセスから生み出した様々な作品、そして説得力のあるプレゼンテーションが高い評価を得たのでしょう。指導された酒井聡先生のコメントがそれを物語っています。

私たちのSuge Projectのこれからの取り組みにも弾みがつく嬉しいニュースです。

おめでとう!! 岩井 巽 君。これからも伝統の技と作り手の想いを活かすデザイナーとして活躍されることを願っています。


スイスとチロルとラ・フランス

この度の音楽祭には、仙台からヨーデル・チロリアンも出演しました。
当支援センター設立時からお世話になっている男性ヨーデル歌手の第一人者佐藤憲男さんと、クラシックアルト歌手として活躍されている高山圭子さん、それに仙台フィルハーモニーのバイオリン奏者長谷川康さんが参加するヨーデルアンサンブルです。世界各地のヨーデルを取り入れたステージは、いつもアルプホルンのイベントを盛り上げてくれます。



アルプホルンもヨーデルのあの裏声ファルセットもスイス地方で牧童たちの伝達手段に使われたのが始まりと言われています。アルプス山脈の東部に位置するチロル地方は北チロル、東チロルがチロル州としてオーストリアに属し、南チロルは国境を挟んでイタリアの一部だ。スイスにはチロルは無い。日本ではヨーデルもアルプホルンと同じくアルプス音楽として親しまれているので特段私達は意識していないけれど、国、地方ごとにその特徴があるらしい。そんなことから「ヨーデル・チロリアンの出演はスイス大使が会場入りする前に繰り上げてはどうか」との提案もあったようだ。

実は、私達が演奏した1曲目「サイザーアルム2000」は、2000年に世界アルプホルンフェスティバルが開かれたイタリア北部(南チロル)サイザーアルム(Seiser Alm)を題名にした曲だった。選曲のとき少しも気にかけなかった。幸いなことに、配られたプログラムに演奏曲目の掲載は無く、演奏中のMCも無し、と決まったので誰にも気づかれることはなかった。(かな?)本番ではスイス大使を前に緊張して演奏させて頂きました(^_^;) 


その後にプログラム通り登場したヨーデル・チロリアンは、曲間にスイスの伝統文化に触れながらスイスヨーデルを披露して、盛んに会場の喝采を浴びていました。

【スイス大使(左から二人目)と演奏を終えたヨーデル・チロリアンのメンバー】


帰路、車の中でI代表とYはコンサートをふりかえりながら、Yはふと〝ラ・フランス〟という名前の由来が気になった。設立10周年と音楽祭の開催を祝して織田理事長に手配してもらい送り届けたのが南陽産のラ・フランスだ。「感謝の集い」でも皆さんに振る舞い大変よろこんで頂いた。二人で大笑いしながら二井宿峠を超えた。
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