福岡ライブのついでに久々に帰省してきました。福岡から飛行機に乗り、南へ飛ぶこと40分。空港から一歩外に出ると、雨の中むせかえすほどの花の香で一杯です。ブーゲンビリアが満開です。相変わらず時間の流れが止まったような、満開の花が咲き乱れる音が聞こえてきそうな場所です。
飛行機を降りて、飛行場の中をどんなに走っても、ここでは交通機関が少ないので、結局みんな同じバスになります。そしてブーゲンビリアの木の下の時刻表の前で、たいていの人が口がぽかーんと開き、ただただゆっくり流れる時間の中で、自分の無力さに途方に暮れるのです。ここではどんなに急いでも、無駄なのです。裁判所に急ぐ、両手に書類をたくさん抱えた弁護士も、旅行帰りのおばあちゃん達も、みーんな同じ飛行機と同じバスに乗り、市街地まで顔を合わせます。 不思議な場所だなーと改めて思いました。 バスの中でスーツ姿の男性が運転手に尋ねます。時間に追われているようです。 「Aホテルの前は止まりますか?」 バスの運転手はゆーっくりした、ワレワレハ、ウチュウジンダ…くらいの速度で答えます。 「ソノホテルノ前ニハ、トマランデスヨ−。」 そして間をあけてから 「3丁目デ降リテ、左二アルイテクダサイ」 ここは東京みたいに便利じゃないんです…ごめんなさい…とカルチャーショックに肩を落とす、彼の後ろ姿をなぐさめる私です。 私も無事ホテルにたどり着きチェックインすると、友達とごはんを食べにくりだしました。 でも、故郷の地っていいなぁ。 |
今日は近くの球場へ、ロッテとベイスターズの試合を見に行きました。
ここは湘南なので、横浜ベイスターズファンが七割で、ロッテファンの私にはちょっぴり居心地わるい感じです。 野球のファンとはありがたくも恐ろしい存在です。 前回マリーンスタジアムに行った時の、帰りのシャトルバスで聞いた、どう見てもロッテファン同士の会話です。 「ロッテの元エースのピッチャーKさんが不調な時期、ファンの人も誰も応援してなかったからねー。あからさまだよねー。出てくるだけでブーイングだったよね。」 ホームグラウンドでの華やかな応援を見た後だったので、私は信じられませんでした。その日、打たれて負けてしまった知人が心配だったのもありましたが、勝負の世界とはこんなものかと、私も人前に出る人間として、重くのしかかりました。 そして今日も、エラーをした選手には「横須賀に帰れ」と罵声が飛んでいます。 どっちのチームでも、失敗してもこれから大きく成長すればいいっ!と心から応援する私でした。o(^-^)o 近くの席でファールボールを捕った男の人が、知らない子供達にたかられています。こちらもまた勝負の世界なのですね。 |
今日はとあるレコーディングで、久々にナオゴロのレコーディングメンバーに会いました。
前作BON BONの中のパーカッションの音について、あれは何ですか?と問い合わせが多いようですが、今日の写真にある、このブリキのマッチ箱のような物がその正体です。 叩いてもいいし、振ってもシェイカーになるし。これを一つ持っていれば、アウトドアからライブまで、何かと便利だと思いますが、どこに売っているかは謎めくところです。 さて、今日のレコーディングは映像が先にあったので、秒数に合わせて曲を作ったりと、作曲担当のゴローさんはさぞかし大変だったはず。 作詞担当の私は、それに比べれば楽だと思いました。ただ、本番までどんどん曲が変わるので、せっかくつけた歌詞も、曲が変わると合わせて変えなければならないところはありますが。私は音楽的柔軟体質なのでよかったです。 ところでこのマッチ箱、ちょっとした雑貨ですよね。 |
作詞の期限が迫る朝、いつものように植物にあいさつしにベランダへ行くと、バラがバラゾウ虫にやられていました(:_;)
ショック!!! バラゾウ虫とは、ゾウのように鼻が長い顔をしていて、小さすぎてなかなか見つけられない虫で、これといった薬がないのが困りもの。蕾や新芽がやられるので花が咲かなくなってしまうのです。 思い切って被害現場をハサミで切って、その下は挿し木にすることにしました。先日購入した発根促進剤を、恐る恐る、わくわくしながら使う事にしました。 ペットボトルを二つに切って、底に穴をいくつか開けて、土を入れて、挿し木の新しいお家です。 早く根っこが出て、立派な株になってくれればなぁ…と願います。 そういえば、ジーコ監督に習い、植物に毎朝話し掛けて歌を一曲歌ってあげること三日。葉っぱの勢いが違ってきたのか、全体の形がよくなってきたのです。 早朝園芸部はまだまだがんばるのでしたo(^-^)o |
今日は、HOMEのリリースなどでお世話になっているアイスタイラーズに、ガーデニングのオベリスクを買いに行きました。スチール製ではなく木製で、三角帽のような形に一目惚れしました。イギリスから輸入されたそうです。
大小二個でセットになっていたので、どのバラとどのバラをオベリスクに仕立てるか最終決断中です。悩むなぁ−(>_ 初めて存じ上げたのですが、やはりバラをこよなく愛するアイスタイラーズの社長に「発根促進剤」の使い方を教わり、早速帰り道に買って帰りました。私も挿し木でたくさん増やしたいですo(^-^)o こんなに身近に、しかも同世代で、ロザリアン友達がいたなんて!感激でした。 そしてその日の夜、知り合いから、ジーコ監督も趣味が園芸だという事を聞きました。水をあげる時には、必ず植物に話し掛けているそうです。話し掛けないと植物は元気がなくなるらしいのです。 はっとしました。 私は植物に話し掛けていません。明日から話し掛けようと思います。 今日の写真は、開花した名札のないバラです。調べた結果、おそらく「緑光」という緑がかった花をつける品種である事が判明しました。蕾は緑で、咲いたらクリーム色で、再び緑がかるんですって。 |
今日はアイスタイラーズでHOMEの発売記念ライブでした。昼はプレス用のライブ、夜は一般の方へのライブで計3ステージを無事に終えました。
音楽家になってよかったなぁ…と思う事の一つに、いろんな世界の方とお話できるということがあります。 久しぶりにイラストレーターの石坂しづかさんにお会いしました。 「最近何にこってる?」という話題になり、しづかちゃんは古代ギリシャの黄金分割の本を読んでいるのだそうです。パルテノン神殿の柱を古代ではどのように計算したか…など。ようは率の問題になってくるのです。私はとても興味をそそられましたが、しづかちゃんも同じく、私がMCで話した吟遊詩人の詩単語事典(詩で使っていい単語は限られていて、使っていい単語が一覧になっている事典)の話を興味深そうに聞いていました。 知らない世界の話はおもしろいものです。 今日は一部でフェルト作家のみよしまさこさんがいらしてくださいました。 ナオゴロを聴きながら作品を作っているのだそうです。とてもうれしいです。 そして私に、ご自身で作られたフェルトの指輪をプレゼントしてくださいました。 小田原までの電車の中で、ずっと指輪をながめているのですが、ふんわりやさしいフェルトのお花に心癒されました。素敵でしょう? |
今日は知人を応援する為に親戚一同で、マリーンスタジアムへデーゲームを見に行きました。
と…その前に、上京した親を迎えに羽田空港へ行きました。「尚美が飛べば要人に当たる」ということわざが、ごくちまたにあります。今回は大きな日の丸を付けた日本の政府専用機に遭遇しました。首相が帰国したのです。間一髪の差で通行止めをくぐり抜け、無事空港を脱出しました。 順調にスタジアムにたどり着き、試合前のイベントも見物できました。とてもにぎやかで楽しかったです。さすが祝日とあって満員御礼でした。 プロ野球を生で見たのは何年ぶりかでしたが、当たり前だけど、本当に野球がうまいですよね。席がバックネット裏だったので、メインスタンドのサポーターの応援がきれいに見えて感動を覚えました。 残念ながらマリーンズは負けてしまいましたが、知人がボビーさんにお尻をポンポン叩かれているのが印象的でした。また絶対に!球場に足を運びたいです(^0^)/ そして…すさまじい事に夜は都内に戻りリハです。長い一日でしたが、とても楽しかったです。 |
今日も朝起きて、真っ先にベランダの花にお水をあげに行きました。すると、我が家で今季初めてのバラが咲いていました。ムタビリスというオールドローズです。つぼみは赤いけど、咲いたら黄金色でした。これから再び赤くなるのだそうです。中国原産のバラとあって、香りが中華系。薬草的でスパイシーな甘さと申しましょうか。その昔、これはヨーロピアンには、新鮮で美しく見えたでしょう。
フランスのロザリアン達は、その昔、中国系のバラが入ってきた時には心奪われたそうです。 フランスの詩人のピエール ド ロンサールは園芸大好きで、詩の中にもバラがたくさん登場します。 バラの小枝に…というフレーズがあります。小枝に目をつけるロンサールは、本当にバラが好きだったんだなぁと思いました。 今ではピエール ド ロンサールというバラがあり、日本でも大人気の品種です。 私もバラソングを作ろうかなぁ(^0^)/ |
ラテン語が分からずに、詩法のチャプターが足踏みしている中、人に会う度に「大学でラテン語とった?」と尋ね回っていたら、案外身近にラテン語が得意な人を発見しました。
世の中の学名というのはラテン語らしく、学者はみんなラテン語を一度は勉強しているそうです。 上野動物園の動物を全部学名で言える一般人がいた、と聞きましたが、ラテン語が分かっていたのかもしれませんね。 早速、ラテン語が得意な知人を質問攻めにし、何とか読めるようになりました。私の場合、今はアクセントの位置と発音と音綴がわかればよいので、とりあえずお蔭さまでなんとなくクリアー。 アクセントの位置は英語みたいで、発音は日本語みたいに母音が多く、よって音綴りも多く、濁音が少ないのが特長のようです。 文法は動詞はもちろん、名詞まで活用するそうで。 すごーく大変そうw(゜o゜)w。 とりあえず、読めるようになったから…このチャプターはクリアー!(^0^) 今回ふと思いついた事があります。 ラテン語で書かれている中世の聖歌は、ヨーロッパの詩の原型です。日本語のように母音と音綴が多いので、これを元に日本語詩に置き換えられるのではないか…という事です。文献もかなり残っています。 すでにやってらっしゃる方がいらっしゃる可能性が高いですが。 私の戦いはまだまだ続くのでした。 |
あの名札のないバラにつぼみがついて、白いバラだという事が判明しました。私のコレクションの中では、初めての中輪の白バラです。三日ほどで開花してくれるでしょう。
さて、私の詩法の勉強は、今、中世の聖歌まできていて、原語がラテン語になりお手上げ中です。なにせ、まったく読めない…(:_;)。普通のアルファベットで、つづりからみると発音も日本語に近そうで、一見読めそうだけど、まったく読めないのがラテン語です。最低限読めないと解説の意味が解らないのです。困った。困った。 でも今の時代に歌う人間として、今までこの文化を作りあげてきた方々が、どんな事をどの様に重ね上げてきたのか…それを知る事は立場上の責任のような気がしてならないのです。 大学時代にラテン語をとった人を捕まえて、読み方を習うしかありません。私の第6外国語は、現在では絶滅したラテン語になりそうです。私はラテン語が読める…という方はぜひ御一報ください。あとオック語が読める方、こちらも御一報ください。ぜひ教材を教えてください。 お待ちしておりまーす!(^0^) |
今日はソネットのお話です。
詩法を知るまで、私はソネットが何かをよく知りませんでした。ソネットとはイタリア経由でプロバンスに入った詩の形式で、歌になっています。現在では、音楽より詩の方が生き残っています。 ソネットの代表形式は、4行詩×2つ それと3行詩、計12行です。別で発達したソネットは、4行詩×2つと6行詩、計14行からなります。 今日はフレンチソネットでお話します。 大きく分けるとソネットとは、大小のバラードとシャン・ロワイヤルに分かれます。 現在でもバラードはよくありますが、何とバラードにも形式があります! 同じ韻で終わる三つのフレーズと一つの反歌によって構成されていて、すべてのフレーズは繰り返し言葉で終わるのです。 極端に言うとこんな感じ。ミーナのバラードです。 ミーナは大好き ほね ほねほね 丘の向こうで 鐘 鐘 鐘 おやつの時間だ くれ くれ くれ 今日も元気だ バリ バリ バリ 本来は音節と行数は同じ数ですし、いろんな法則があり未完成ではありますが。m(__)m 以上、未完成ながらミーナのバラードでした。 |
我が家のベランダから、七年も大事に育てていた、オールドローズちゃんがいなくなって一ヶ月経ちました。泥棒に入られかけたお宅の防犯として(刺があるので窓辺に植えるといいらしい)、そちらへ植え替えました。地植えされたので、その後凄まじい勢いで育っています。よかった。よかった(^^)。
その後ぽっかり空いてしまった我が家のベランダに、新しいバラが来て一ヶ月経ちました。 オールドローズが好きなので、一つはムタビリスというオールドローズの原種を買いました。 チャイナ系のバラなので、株全体が赤っぽくて、まるで南天のようです。線香花火のようにドーム状に丸く茎葉がのびます。アジアな感じで味わい深いでしょ?花の色は、咲いてからどんどん濃くなっていく(!)のだそうです。咲くのが楽しみです(^^) もうひとつのバラは、苗木売り場で名札が紛失していて、名前が分かりません。風に飛ばされてしまったのか、誰かに持ち去られてしまったのか、運搬中に落ちてしまったのでしょうか。バラといっても、種類が星の数ほどあり、大きさも色も様々なので、名札のないバラの苗木なんて誰も買わないでしょう。元気な苗木なのに…。 とてもかわいそうに思えて、買ってしまいました。こちらも元気に育っています。葉っぱも蕾もできてきたので、どんな花が咲くのか、毎朝真っ先に見に行ってわくわくしています。 名札のないバラですが、わくわくした朝を運んで来てくれました。 |
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たくさんのアーティストが集まり、同じビルの3フロアをジャンルで組分けして、半日かけて行うライブイベントです。
お客様はモニターを見ながら上に上ったり、下に下りたりしながら一度にたくさんおいしいこのイベント!
会場入りする前に、スタッフとオーガニックスイーツのお店でお菓子を買い込みました。そして、いざ会場へ!
私達のフロアは司会が大木凡人さんで、会場入りするとキセルさんのライブが行われていました。
「楽屋はどこですか?」と尋ねると、客席から板カーテンで仕切られた丸見え部屋で、誰がいるかも一目瞭然です。おもしろい。これもここならではだなぁと思いました。
ステージを終え、楽しみにしていたスイーツでティータイムしました。ほっとしていただくスイーツのおいしさといったら…仕事の合間に、血糖値を上げる為に、低血糖でブルブルしながら食べるスイーツとは全く別ものです。あー、幸せ。至福の時間ですo(^-^)o
甘いものをくれる人に悪い人はいないっていうけど、本当にそうかもしれません。今日の写真は実家近くのヨットハーバーの駐車場です。広いなぁ。
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