naomiの写メール日記〜ブログ版〜

アメリカの大学を出た友達が大学にいた頃に、アメリカの友達何人かとバッグパックで(定番はTシャツと半パン。世界中で見掛ける。)、ヨーロッパの鉄道の旅をした時のこと。ウィーンでオペラのチケットを買ったらしいのです。


ウィーンのコンサートチケットの売り子さんは、モーツァルトの格好をしているのが名物です。


モーツァルトは言いました。


「君達、一度帰って着替えてきなさい。」


まぁ、ここはウィーンだから仕方ない…という事で、全員素直にホテルに帰り、ジャケットと長ズボンに着替えたらしいのですが。

アメリカ人からみれば、シャツの裾をズボンに入れた、あの格好の方がよっぽど不自然だというのが、彼らの論です。


私からみれば、あのリュックの中にスーツが入っていた事がびっくりでした。


モーツァルトはオペラ座の景観をも守る指導員として、今もなお働き続けているのでした。


キリストご誕生セットを探していたところ、こんなポップアップカードを発見しました。
南フランスのグラースという小さな街で出会ったフラゴナールという香水ブランド。この街には工場があり、南フランスに咲きみだれる花々を香水にして、世界中に出荷しています。
フラゴナールは、雅子さまが「月の蜜」という種類の香水を買われたという事もあり、お土産としても有名です。


私はここに訪れるまで、香水というものに、全く興味がなく、敵対心すら持っていたのでした。
ショップに入ると、ひとつひとつの香水に、入っている花の種類がすべて記載されていました。「スミレ、ジャスミン、バラ」など。

こんなにたくさんの花が入っているんだなーと思い、嗅いでみると、たくさんの草花や自然を感じるのです。香りも、花屋さんにいるのかなぁ…と思うくらい自然です。自然の中に素直にたたずんで生きる、プロバンスの人々の文化だと思いました。
日本人もそういうところはあると思うし、自分の中にもそんな大和の血を感じます。プロバンスと日本の共通点です。


それ以来、お気に入りとなったフラゴナール。調べたら、日本にもショップがありました。
そして、ANAの機内販売でオーデコロン&練り香水11種類セットを見つけて、買ってしまったのです。
お土産用として配るはずでしたが、ミーナがガブガブしてしまい、私用になりました。お花畑でゴロゴロしている感覚だったのかもしれません。

お蔭で、単体では絶対買わなかったであろう、練り香水に出会いました。
これが予想外に、大変使いやすいのです。耳の後ろにつけると、忘れた頃に香ってきて、ほっと笑顔になれます。花のチカラですね。
素敵アイテム発見!!!
見た目もかわいいです。
風邪で一日寝込みました。今流行りの風邪とは、なんと強力なのでしょうか!皆様もお気をつけください。

寝込んで半日くらいすると、ベッドでパソコンができるくらいに回復しました。時間がもったいないので、ウィーンでのコンサートチケットをネット予約する事にしました。

日にちを設定すれば、その日にやっているコンサートイベントが一覧できるようになっています。さすが音楽の都。画期的なシステムです。


とりあえず大晦日の日のコンサートを決める事にしました。一年のクライマックスなので、やっぱりオーケストラがいいです。
楽友協会でのニューイヤーコンサートはさすがに無理。
いろんな宮殿でコンサートをやっているようですが、日本のガイドブックの地図をいくら探しても宮殿自体がのっていません。エリア外なのか、日本名とドイツ名が一致してないのか…?
それにしてもウィーンは宮殿だらけです。場所が分からないと、せっかく予約しても大変です。
確かに、650年続いたハプスブルグ王国からオーストリアになって、まだ100年たっていないのです。王国には宮殿が多くて当たり前です。
地図を血眼になって探しているうちに、だんだん疲れてきました。やっぱり具合悪いなー。これは分かる場所の中から選ぼう!と、発想を変える事にしました。
そうこうして、ハーフブルグ(王宮。ハプスブルク家の宮殿。ようはマリーアントワネットの実家。)の大晦日のコンサートの時にしか入れない部屋でのコンサートがあるらしく、そのチケットがまだ残っていました。早速予約しました。大晦日は王宮で過ごすことにしました。

ここでダウン。おやすみなさい…。まだ見ぬ王宮の夢を見ながら、ヨハンシュトラウスとドナウ川でワルツを踊る夢でもみながら、風邪を治します。
写真はバルセロナにあるミュージアム。元宮殿かな?
レストランのトイレに入ろうとしたら、三歳くらいの女の子がうろうろしていました。明らかに迷子ですが、何だかもじもじしています。

「どうしたの?」と声をかけてみました。
すると女の子は、「トイレに行きたい…」と答えました。

どうりでもじもじしているわけです。親御さんらしき人はまわりに誰もいません。親を探すより、トイレを手伝ってあげる決意をしました。初のトイレシッター体験は、ある日突然やってきたのです。

まず女の子は、突然、靴と衣服を脱ぎはじめました。???「どうして脱ぐの?」と聞くと、「汚しちゃうから」だそうです。へー。親もよく考えたものだ…とちょっと感心しました。

まずは、椅子が高すぎて座れないので、落ちないように座椅子に座らせました。「終わったら呼んでね」と、顔が見えるくらいすき間を開けて、ドアを閉めました。三分くらいして、女の子は私の顔をにこにこ眺めながら「終わったよー」と教えてくれました。女の子はかわいいって言うけど、本当だと思いました。


さて、服を着せて、手を洗わせなければなりませんが、洗面台が高すぎるので抱っこしました。女の子は短い腕を精一杯伸ばして蛇口をひねり、石鹸で手を洗いました。やっぱりかわいいなぁーと思いました。

紙タオルで手を拭いて、「よくできましたー!!!」と褒めると、うれしそうに笑いました。まるでミーナみたいです。犬も子供も褒めると喜びます。
いよいよ親御さんを探さなければ…という時に、コワモテのお父さんかおじいちゃんに出くわしました。

「どこいっとったんじゃー!!!」

ううっ…。これは予想外です。私はいいとして、女の子が怒られちゃう。
「トイレにすごく行きたかったみたいで、トイレにいました。ちゃんと一人でできたし、とってもいい子でした…。」
と言うと、「行くぞ」と、その男性は女の子の手を引っ張っていきました。

あー、ドキドキしたけど、まぁいい事したしいっかぁ。
初のトイレシッターはドキドキな幕切れでした。

今日の写真はスコティッシュの正装のポシェット。腰に鎖でベルトみたいに巻きます。中にはパスポートとお財布が入ってました。貴重品入れですね。

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今年もクリスマスツリーを出しました。私がインテリアを手掛けている、とある場所には、今年も華やかなクリスマスシーズン到来です。


年末年始にわざわざドイツまで行って買ってきたオーナメント達が、初めてのクリスマスを迎えます。遣独使の腕の見せどころ。いよいよ実践です。気合いも入ります。おっしゃ!

まずはツリーから。
木を立てて、最初に電飾を入れ、リボン、最後にオーナメントです。
うん、なかなかいい感じ!
クリスマスといえば赤ですが、ここは医療機関なので、赤が厳禁(血液をイメージするから)。青を基調に作ってみました。
そういえば、国によってクリスマスの色って違いますよね。ドイツは深い赤と深い緑。オランダは明るい赤と金。パリは青と銀でシンプル。


ツリーが終わったら、今度は窓の装飾。ドイツっぽくオーナメントを窓に吊してみました。外から見ると中は実に幸せそうに見えます。笑い声が聞こえてきそうです。実際は分かりませんが、こういうのは大事でしょう。実に快調に進みました。

あとは、外のもみの木に飾りをして終わりですが、ここで雨が降り始めました。また来週です。

キリストのご生誕セット(農夫婦、生まれたてのキリスト、牛、ロバの人形が基本セット。オプションで馬小屋、星、東方の三博士、椰子の木、羊、馬、山羊などがつく。これらを飾ってクリスマスを迎える。)を買おう、という事になり、いろいろネットで探しましたが、サイズが小さい上に値段も高いです。
南フランスの土でできたものも有名ですが、日本で売られているほとんどがドイツ製。だいたい6万円〜20万円くらいです。日本のひな人形的な感覚でしょうか。
テディベアを作る会社が、キリストもロバも農夫婦も全員熊で作ったものまでありました。見た目は、「キリスト誕生」というより「熊誕生」という感じですが、熊好きにはたまらない一品でしょう。


こんな事ならドイツで買っとけばよかった…とがっかりしました。でもパリからケルンまでなら電車で3時間で行けるし、気が向いたら行けなくはないので、来月ということで…。来年のクリスマスまで持ち越しです。
ヒゲの長ーい王様も、日本で初めてのクリスマスにワクワクしている事でしょう。

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今日はグレンリベットのパーティー二日目、大阪にやってきました。
昨晩、涙が出るほど顎が痛くなり、ロキソニン(沈痛解熱剤)をのんで、保険証を持って、とりあえず大阪までやってきました。
そして、新大阪の駅の近くに歯医者があったので、駆け込みました。
痛いと言うと、すぐに診てくれました。知らない土地、大阪弁での歯医者って、やっぱり不安もつのります。そんなものです。しかも本番前…。
でも、この先生のイントネーションは、私の親しい友達と同じイントネーションで(おそらく同郷でしょう)、なぜかとてもほっとしたのです。きっと大丈夫だなぁ、と思いました。ここに来てよかったです。
すると重傷の虫歯が二本もありました。即、神経二本を摘出してもらいました。しかもかなり上手な歯医者さんでした。もうこれからずっとここに通いたいくらいです。


そして、今日もパーティーでした。あー、お酒飲めないなーと思いましたが、やっぱりビンテージは飲んじゃいました。

初めての重傷な虫歯もいい想い出になりました。先生、ありがとう。グレンリベット、ありがとう。またね!
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今日はスコットランドのシングルモルトウイスキー、グレンリベットの1969ビンテージ発売記念のパーティーでした。


昨年に引き続き、今年は1969のものを世界で1000本発売の中から、日本では100本が発売になります。
話によると、ウイスキーを作る段階で、普通のものだと、始めは樽で寝かせて、その後はステンレスタンクに移して、再び寝かせるのだそうです。
しかし、このグレンリベットは、最初から最後まで樽で寝かせるので、まろやかですばらしいアロマが味わえるのだそうです。(間違ってたらすみません)

本当に香がよくて、会場中が見事なアロマに包まれて、演奏が終わるまで飲めない私は、アロマだけで幸せな気分になりました。
今年もスコットランドからマイスターの方がみえていて、またこの方が素朴で味わい深い、グレンリベットそのものなのです。彼は民族衣装のタータンチェックのスカートがよく似合う、初老の男性で、とてもチャーミング。音楽が大好きらしく、始めは楽屋のドアのすき間からじーっと覗いていたので、どうぞ!と言うと、嬉しそうに入って来ました。そして、ゴローさんの弾くFLY ME TO THE MOONを聴き入って、「こういう音楽大好きなんだ!」と言ってはしゃいでいました。
おそらく、スコットランドとは素朴だけど豊かで、すてきな国なんだろうなぁ…と思いました。

明日は大阪でもパーティーがあるので、私達も行ってきます。

彼は担当者の方に、「明日は早めに大阪に行って、ゴローさんにギターのレッスン受けちゃダメ?」と聞いていましたが、あっさりNOだと言われて、ちょっぴり残念そうでした。

私もスコットランドに行ってみたくなりました。
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今日はサンクト ペテルブルグ フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました。
世界で一番好きな指揮者のユーリ テミルカーノフさんを生で見る機会が与えられたのです。しかもこの時期に、胡桃割り人形(クリスマスプレゼントのお人形を兄弟で取り合って壊れてしまう…という話)で!しかも日本で!

彼の率いる音楽は一言でいうと、抑制。間。ボサノバと近い部分がありますよね。

拍手の中、いよいよステージに出てきた初ユーリは、小柄な紳士でした。ものすごいオーラで、天才か宇宙人かどちらかだと真剣に思いました。何の世界でも偉人とは、その人の回りだけ雰囲気が違って、光り輝いて、そこだけ浮いて見えるものです。

彼はタクトは使いません。すべてを手で、いや体で表現します。私の知人は練習を見学したらしいのですが、一言もしゃべらず、すべて体ひとつで指示するのだそうです。

すごい、ユーリ!


しかし、コンサートマスターとは、ものすごく偉そうです。威厳溢れる…どっかで似た人見たなぁ…そうだ!ルイ14世。


その隣で譜面を、恐る恐る、めくりめくり、演奏をしている、モチ肌の若い彼もどっかで似た人見たなぁ…。あっ、シューベルトだ!シューベルトの肖像画に似ています。

コンダクターとルイに挟まれた若いシューベルトは、物凄く緊張しているようです。私でもガッチガチに緊張してしまうでしょう。

それにしても、本当に美しい音色でした。あんなに人数が多いのに、音が大きくなくて繊細!また見たいなぁ。

そういえば、ユーリとゴローさんは誕生日が同じ。12月10日でした。たわいもないことですが、何だかうれしかったのでした。

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今日はFM802のイベントで大阪へ行きました。

その会場となったのが、ロナルド マクドナルド ハウスです。

この施設は国立循環器病センターと、道路を挟んだ向かいにあります。ここの小児病棟に入院した子供達の親御さん達が、一泊1000円で泊まれる施設です。キッチンなどもすべて完備しています。

この施設ですが、日本のマクドナルドの創始者親子が、財産をはたいて建てたのだそうです。現在、日本に五カ所あり、たくさんのボランティアの方々と寄附金で運営されているのだそうです。とても感動しました。
今日は患者さんの親御さん達はもちろん、普段からボランティアをされている方へのイベントでした。

子供の循環器の病気は先天性が多いだろうし、治療も長丁場だろうし、時折玄関から入って小走りに部屋に入って、再び玄関を出ていくお母さんらしき後ろ姿を見ては、本当に胸がつまって涙を堪えるのに必死でした。

マクドナルドの社長は本当にすごいです。そしてこの施設に携わる方々へも心からの尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。


玄関入ってすぐのベンチでドナルドが腰かけています。たくさんの人々を見守りながら、ちょっと淋しげです。「早くよくなるといいね。元気だしてね。」と心から願っているに違いありません。


そういえば、マクドナルド、食べてないな…。年末にドイツのケルン駅前で食べて以来なので、約一年。近いうちに必ずマクドナルドに立ち寄りたいと思いました。

ステージを終えて、携帯を見ると友達からメールが来ていました。「さっき、昼の二時半に元気な女の子を出産しました。寝ます。」とありました。この前、お腹がうにゅうにゅしていた友人です。よかった!!!
みんなが幸せになれればいいなぁ…と心から思いました。
前回は臓器提供のイベントで、今回も命を支えるイベントを企画して呼んでくれたFM802。本当に素晴らしいです。無力な私も、できる事から頑張ります。


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「あーら、尚美ちゃん。元気?」
ふと振り向くと、私と同じ歳で音楽家の独身の娘さんを持つ知り合いの女性が立っていました。

彼女には、よく車に乗せてもらったりと、よくお世話になっています。
彼女の娘さんは、仕事柄世界中を駆け巡っていて、私は彼女の話を聞くのが毎回楽しみなのでした。

聞けば、娘さんは遅いバケーション中でブラジルにピラニア釣りに女の子二人でお出かけ中なのだそうです。「えっ?!あんなお嬢様がピラニア釣り?!」と驚きましたが、世界中でブラジルのピラニア釣りツアーが流行っているのだそうです。聞けば、誰々さんのご主人も二年前にピラニア釣りにアマゾンに行った…とか、かなりポピュラーなツアーなのですね。


さて、日本の反対に位置するブラジル。いったいチケットはいくらだろう?と詳しい人間に聞いてみると、なんと私がヨーロッパに行くチケットの半額でした。何でそんなに安いのか聞いてみたところ、逆になんでそんなに高いのか聞かれてしまいました。
「それビジネスクラス?尚美はいい航空会社使ってんじゃないの?」と言われ、AFのエコノミーだと答えると、「そんないい飛行機に乗るからだよ。」と安い会社を教えてはくれましたが、トランジット地と待ち時間がいまいち不安なので(女性一人の旅には向かないと思う)、やっぱり安全はお金で買おうと思いました。


さて、今ごろピラニアは釣れたかな?
写真は唐津の鰻屋さんの金魚です。
唐津の洋々閣でライブをして、そのままそちらで泊めていただきました。
旅館に泊まる事はほとんどなくて、畳の上にひいたお布団で、枕元の掛け軸の仙人に見つめられるなか、カンの鋭いこの私が夜を越せるだろうか…と不安でした。
8時頃ステージを終え、打ち上げ用の買い出し隊を部屋で待っていて、気付くと夜中の2時過ぎでした。私は仙人の前でコートを着たまま(日本家屋は寒い)寝ていたようです。
実に心地よい空間だったのです。
そして化粧を落としてパジャマに着替えて、再び寝て起きると朝でした。朝御飯ギリギリでした。
後日、顎下線炎で寝込むのですが、それにしてもよく寝たものです。


よい宿とは、極論、心地よい眠りのある所ではないか…と思いました。

写真は唐津駅前の鰻屋さん。鰻もさることながら、建物も重要文化財です。
ライブ三日目は唐津に移動し、老舗旅館の洋々閣で、純日本庭園をバックにライブをしました。
こんな高級な日本旅館に踏み入る事自体初めてで、あー、何て私は礼儀作法がなっていないんだろう…と恥ずかしさを通り越し、怒ってきます。

同行していたKAASのメンバーの女性は、とても気が利いて、奇麗にさっとお茶入れができて、隣近所の急な冠婚葬祭のお手伝いでも、見知らぬマダム達の中にささっと入ってお手伝いができ、気の利いた言葉も言える、男性の後を歩くような、典型的な九州美人です。
私は同じ九州女子なのに恥ずかしい!!!…全くなっていないです。大人になればできるもんだろう…と子供の時から母を見ながら思っていましたが、その考えは甘かったようです。


この日、一日だけ宴会場が「本日開店(本日閉店)カーニバル食堂」になりライブのお客様にフェイジョアーダとビールが振る舞われました。食堂のポスターにはリオのカーニバルの美人なビニキと羽のピチピチのお姉ちゃんの写真がつけてあり、それがナオミだと思っていた人もいたらしい。裏切ってしまいごめんなさい。
置物のおじぞうさまには、カーニバルのブラジャーが。セイウチ君の頭にはリボンが。
女将のイキな計らいに心から嬉しくなり、しつけのなってない自分がますます嫌になるのでした。
犬をしつける前に、自分をしつけようと思う今日このごろでした。
ライブの合間をぬって幣立神宮に連れていってもらいました。知る人ぞ知る世界的なパワースポットとして有名で、著名人がおしのびで来るのだそうです。

私は連れて行ってもらうのは二回目ですが、初めて行った時も不思議な物事をがつんと見せられ(?)、それが不思議に思えないで、「ふーん。」と流せるほど、不思議な場所なのです。

以前からどーしても連れて行きたかったMさん(神社が好き。)が、今回のライブに同行していたので、もちろんMさんも一緒です。

写真の階段を上ると、ちいさな境内があり、大きな木があり、崖を下ると泉があります。
確かに物質的にはそれだけなのですが、これを見たさに世界中から人がやって来ます。

今回の不思議風景は、大木についた雨のしずくが太陽の光に照らされ、まるで星の様に七色にまたたく、まるでスワロフスキーの巨大なクリスマスツリーの群でした。

そしてその後、Mさんと私は、なんとそこの宮司に呼び止められ、神前に座るように言われました。
えっ、なんだろう…?と神前に正座をしたら、ささっとおはらいをしてくださいました。
その後、「二礼、二拍手、一礼して。」と言われ、再び仕事に戻られました。
宮司、何かついてましたか…?と聞きたかったけど、聞けませんでした。

そして境内を後にし、境内を振り返ると、宮司が笑顔でこちらを見ていました。

あの笑顔ならきっといい事だね、と勝手な解釈ではありますが、私達は神社を後にしたのでした。

場所はガイドブックにものっていないそうなので、ネットで調べるか、カーナビで入力してみてください。大分と熊本と宮崎の県境の山中でした。
福岡の薬院にあるダーラヘストカフェで二日間ライブをしてきました。
北欧のダーラという地方の名物の馬、ダーラヘストがこれです。素敵でしょ。手彫りだそうです。一番ポピュラーなのは赤い馬だそうですが、私はパステルカラーの馬を一匹買いました。大事に連れて帰ります。

さて、一見温暖そうな九州福岡。半袖に半パンでリゾート気分ルンルンで福岡に降り立つ観光客を飛行場ですれ違ったりする、夏と冬の入り混じった微妙な季節です。しかし、なんと東京より寒いのです。

これから行かれる方は、一枚余計に羽織るものを持って行ってくださいね。
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今日はダーラヘスト カフェライブの為、福岡に行きます。

ゴローさんと羽田で待ち合わせをして、ゴローさんにチェックインをしてもらい、チケットを受け取り、一緒に61番搭乗口まで行きました。ANAだったので、楽器は機内に持ち込めないと言われ、なくなくエアパッキンでぐるぐる巻きにして段ボールに入れて、手渡しにしてもらい、初めて楽器を預けました。泣きたかったです。
搭乗口まで行き、ふとみると隣は蕎麦屋でした。

「なんか、おなかすいたね。」

という事で、遅れないように、おそるおそる蕎麦を食べました。
そして先に食べ終わったゴローさんは「たばこを吸ってくる」と喫煙所に行ったっきり戻ってきませんでした。

出発の時間になり、不安なまま飛行機に乗りました。ゴローさんは乗ったかな?
今日は満席でした。なのに私の隣は空席でした。まさか…!。
ふと見ると搭乗ドアが閉まっていました。
もしもゴローさんが乗り遅れていたら大変なのでキャビンクルーに「伊藤ゴローは乗っていますか?」とたずねると、国内線の機内には乗客リストはないので、到着地の地上で聞いてくれと言われました。
ガーンです。
着いてからじゃ遅いのに…。事情を説明すると、チェックインした数と搭乗ゲートを通過した数が同じにならないと出発しないので、数え間違いか、伝達ミスがない限り、おそらく乗っていると教えてくれました。

福岡へ到着し、荷物受け取り所で楽器を待っていると、なんと向こうからゴローさんが歩いてきました。

あぁぁ、よかった!
無事ライブができる!という事で、めでたし、めでたし。
写真はカフェで頼んだりんごのクレープ。大きいです。