naomiの写メール日記〜ブログ版〜

週に一度は、庭師になり、地面をはい回るロザリアンの私にとって、あと三週間ほどで夢のような季節がやってきます。春バラが満開になるのです。

バラは年中、消毒だの、草むしりだの、剪定だの、追肥だの…手がかかるのがおもしろいのでしょうが…。ワインと同じで、花がない時でもひとつひとつに表情があり、性格があるのです。

例えば、スパニッシュビューティーというバラ。
昔からあるスペイン原産のクラシックなバラで、葉っぱも花もフラメンコの衣装みたいにヒラヒラしています。おまけに一季咲きで、短期間にものすごい数の明るいピンクの花を一気に咲かせて、散ってゆきます。まるでジプシーなバラ。


例えばシャポー ドゥ ナポレオンというバラ。ナポレオンの帽子という意味の名前で、蕾がナポレオンの帽子みたいな形をしています。枝は細く繊細な感じで、細いトゲがたくさんあり、スパニッシュビューティーに比べると花の数は少ないですが、たくさんの絵の具を混ぜたような、繊細な色合いのフレンチピンクの花をつけます。


ドイツ系のバラは、どことなく色合いも形もかっちりしているし、イギリス系は華やかだけど素朴で、チャイナ系は甘いお茶の香りがして、枝や葉っぱも赤みがあり、どことなく木蓮のイメージがあります。

一度はまると追究せずにはいられない世界です。
満開まであと少し。今日も早朝からシュッシュ、シュッシュと消毒に励むのでありました。
2007.04.23:naomina:[メモ/趣味]


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