naomiの写メール日記〜ブログ版〜

殺伐としたヒースロー空港の夢が毎晩続いていた今日この頃。ブーイングを飛ばすアメリカ人マダム達やイライラした紳士、「お願いだから通してくれ。飛行機に乗せてくれ。」と叫ぶ人に、「みんな同じなのよ!」とどこからともなくこだまする、まさに何かが渦巻く冷たい空港の一角。

どうして私はあの航空会社に当たってしまったのだろうか…しかもこの時期にあの場所を一人で通過せねばならなかったのか…。(ブリティッシュエアウェイズでテロ未遂の時期にヒースローを経由した。)これは絶対に意味合いがあるはず…。

うーん。朝起きて考え込んで、思い出した事がありました。
現金とパスポートとギタレレを持って飛行機に乗った私は、フライトコネクションで列んでいて隣のアメリカ人男性に話し掛けられたのです。
「君が持っているのは楽器だろう?お願いだから弾いてくれないかな?ここには音楽が必要だよ。」

すると隣のフランス人も言いました。
「あー、助けてくれないかな?音楽が聴きたいよ。」

一瞬弾いてみようかとも思いましたが、あと10分で飛行機が出てしまうのでその場を後にしました。

そうか。
音楽では人の命は救えないし、自分が音楽をやって本当に何かの為になるのか疑問を感じていた私に、ようやく答えが来た瞬間でした。
「医者は人の命は救えても、心は救えないんだよ。」と医者から言われた事がありましたが、ようやく理解ができました。

何年か越しに疑問がすーっと解けていきました。
ものすごいいい話ですね!
naomiちゃんのギタレレも聞いてみたいな♪

先日のTFRでのライブ、ご盛況だったようで。
こちらは(人の)録音のため行けませんでした…。
とっても残念。
またぜひライブにおじゃましたいと思います。

2006.09.06:ちなぼん:URL修正削除
naomiさん、おかえりなさい!
たくさんの経験をされた旅だったようですね。
ご無事で帰られたことをうれしく思います。

音楽は心を救う…私もそう思います。
悲しい時とか切ない時、しみじみと心に沁みますから。


2006.09.09:ボルボレータ:修正削除
ただいまです。
ちなぼん、ごぶさたしてます。
あっちでおなかを壊した時に、ちなぼんの話を思い出し、私も成田で止められたらどうしよう・・・とすっごく不安になりました。持参した薬ですぐ治ったけど。
音楽って演奏していると、どんな力があるのか客観的に見れなくなってきますよね。大変だったけど、ヒースロー経由でよかったです。また会いたいー!

ボルボレータさん、ただいまです。
無事に帰って来れました。次はバスクかなー、一月に行きたいなーと勝手に思っています。
音楽の力って、いまだによく分からずじまいです。でも、曲を書く時には、必ず、誰か悲しい想いや、辛い想いをしている人へと、書いています。私の音楽が誰かの心を救ってくれたなら、本当にそれが望みなのですが。





2006.09.12:naomi :修正削除


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