naomiの写メール日記〜ブログ版〜
(no.398)花のちから
最近、いろいろな執筆にとりかかっていて、なかなかほっとする時間がなかったある日の事。
週に一度楽しみにしている庭手入れをしていた時の事。この日は遠くから取り寄せたバラの苗木を植えていました。
餓えたハイエナのように、粘土質の土地にへばりついて地面をたがやし、絶対に誰にも見られたくない姿で植え付けをしていました。
するとフェンスの向こうからおばあちゃんが声をかけてきました。
「こんにちは。私は隣のマンションに住んでいます。ここのお庭を通る度にとってもワクワクするんです。お花がきれいだから。いつもありがとうございます。」
私は自分の薄汚れた姿が恥ずかしくて、おばあちゃんの顔をまともに見る事ができませんでしたが、とってもニコニコしていました。
「あ…、すいません」
私はなぜかよく解らないうちに謝っていましたが、おばあちゃんはニコニコしながらマンションに入って行きました。
やれやれ。恥ずかしいけど、うれしいな。
するとマンションの上の方から「ただいまー!」と声が聞こえました。あのおばあちゃんの声です。
「お帰り−!」
お嫁さんらしき人の声が聞こえてきました。
何だかとてもうれしくなりました。お花のちからってすごいなぁと思いました。
2006.04.05:
naomina
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「こんにちは。私は隣のマンションに住んでいます。ここのお庭を通る度にとってもワクワクするんです。お花がきれいだから。いつもありがとうございます。」
私は自分の薄汚れた姿が恥ずかしくて、おばあちゃんの顔をまともに見る事ができませんでしたが、とってもニコニコしていました。
「あ…、すいません」
私はなぜかよく解らないうちに謝っていましたが、おばあちゃんはニコニコしながらマンションに入って行きました。
やれやれ。恥ずかしいけど、うれしいな。
するとマンションの上の方から「ただいまー!」と声が聞こえました。あのおばあちゃんの声です。
「お帰り−!」
お嫁さんらしき人の声が聞こえてきました。
何だかとてもうれしくなりました。お花のちからってすごいなぁと思いました。