naomiの写メール日記〜ブログ版〜

マリアカラスのDVDを入手しました。1959と1962のハンブルグコンサートが収録されている貴重な映像です。オペラ座の映像はないらしく、まさにオペラも私生活もプリドンナだった彼女の映像は少ないのです。

彼女のハバネラを聴いたのが、私にとって初めてのマリアカラスでした。とにかく歌がうまく、スキのない彼女。 1959の時点では、事実上のマネージャーである夫と、パリのオペラ座で全盛期を迎えていたのです。歌う彼女はまさに黄金の輝きを放ち、ソプラノの声はどっしりとしていて、でも少し悲しそうなのです。 そして1962までの間に、離婚して、船舶王オナシスと暮らし始めます。オペラ座の契約はこじれてしまい、ソプラノの声も高い音が出なくなってしまいました。 そんなこんながあり1962のコンサートは別人になっています。ソプラノ曲は1曲だけです。そして一曲歌い終えた彼女の笑顔に吸い込まれてしまいそうです。たくさんの痛みを知ったのでしょう。歌い方も、すべてを包み込むように、ものがたりを語るように、やわらかいのです。

そう。その後、恋人オナシスはマリアから離れ、ジャクリーン ケネディと結ばれるのですが…。結末を知った私がマリアだったとしても、絶対オナシスを選んだでしょう。きっと歌手としてだけでなく、一人の女性として生きたかったのだと思います。生きたマリアカラスの歌を聴きたかったな。
2005.09.26:naomina:[メモ/生活]


▼この記事へのコメントはこちら
名前

件名

本文

URL

画像

編集/削除用パスワード
※半角英数字4文字で自由に入力下さい。


手動入力確認イメージ
※イメージ内の文字を小文字の半角英字で入力して下さい。



 ※ 投稿後、すぐに反映されます。