naomiの写メール日記〜ブログ版〜

旅行
イケメンパスタのお陰か、たくさん眠って元気復活しました。

さーて、今日は何しようかなぁ。やっぱりまだ行った事のないオルセー美術館は行っとかないと!
カフェで朝ごはんして、オルセー美術館へタクシーで行きました。駅で一駅なのですが…。タクシーの運転手のおじいちゃんは「君は日本人の芸術関係者だろう。」とピタリと当ててしまいました。イパネマの娘を歌ってあげると超大喜びでした!

オルセーはルーブルほど広くはないので、半日で回れました。オルセーのカフェで夢心地でお茶しました。本当に贅沢な時間です。
写真の白熊はオルセーの代表作です。

そして、オルセーから行きやすかったのでベルサイユ宮殿へ行きました。入るとみんなヘッドフォンを渡され、解説付きで見る事ができます。あまりの豪華さに目を奪われ、階段を一歩踏み外したその瞬間でした!前と後ろと右から(ちなみに左は壁だった)、三人の男性がダッシュしてきました。「おぉ、大丈夫かい?」
フランス男児です。

そして宮殿の庭を散策していると、観光用の乗り物(バスが二両連結したような乗り物)が横を通過しました。中の人に挨拶をされたので手をふると、何と乗っていた乗客全員(何かの研修か何かで、全員男性だった)が私に手をふってくれたのです。フランス男児!

帰り道でも、隣にいた男性が「電車で帰るのかい?駅は真っ直ぐ行って左だよ。迷ったら電話してね。」

もちろん番号知らないけど。フランス男児魂を垣間見た一日でした。
実は風邪で具合が悪く、ドイツから戻り、パリに着いてホテルの隣にあるパスタのファーストフード店でテイクアウトをしました。そんなのあるんですね。
扉を開けると、「ボンソワー」とマジシャンのMR.セロにうりふたつな超イケメン男性が立っていました。どうやら店長のようで、夜遅かったので一人で販売をしていました。「ボナペティート。」

くらくらっ…。超かっこいい!風邪ひいててよかった…とすら思えました。
翌日、さすがにぐったりして、寝ていましたがルームメイクの邪魔者です。なのでがんばって起きて、近くのパンテオンの中に入ってみました。私はてっきりマリア様が生まれた場所かと思いましたが、中に入ると英文でちゃんと説明がしてあり、フランスの自由の為に亡くなった偉人達の墓地になっていました。ルソーのお墓参りをしてホテルに戻りました。ちょうどお昼時でした。
昨夜の店の前を通ると、カウンターにはイタリア系のイケメン男性が4人も立っていて、店は女性で大繁盛していました。確かにフランスでイタリア系の男性ってかっこよく見えます。
あのしっとりした店長は…!というと、キッチンでパスタを作っていました。ワイルドセクシーなイタリア系男性にはかなわないのかな。
もったいないなーと思いつつ寝込む尚美でした。
元旦の朝、ボサノバ大好きなブレーメンブラジル音楽普及協会、略してブレブラの人達と朝ごはんと市内観光に出掛けました。もちろんみんな睡眠不足ですが、みんな遠くからパーティーに駆け付けてくれていて、ブレーメンは初めてみたいです。

ドイツの一般住宅にお邪魔して朝ごはんを頂きました。本当にキッチンからトイレまでおしゃれなお宅ですが、普通らしいです。ドイツはかなりのインテリア王国!雑貨もフランスより安いし、アンティークもかわいいものがたくさん残っています。私はクグロフ型やオーナメントを購入しました。インテリアもしっかり勉強させて頂きました。

そしてケルンで買ったギターで、朝ごはんの時に演奏させて頂きました。石造りの家は響きが美しく、本当に心地よい時間でした。

食べた後は歩いて市内観光しました。

ドイツの木々の深い緑の色は日本にはありません。美しい色です。
「このバンクの木(ドイツ語ではそう言うらしい)は日本の木だよね」と言われ、ふと見上げると銀杏の木でした。

そしてブレーメンで一番の有名人、音楽隊に出会いました。私のリクエストで連れて来てもらいました。雨が降ると特注の黄色い雨ガッパを着ます。みんな素朴でいい人達で、ブレーメンが大好きになりました。また来たいです!
ペテルさんのアパートの年越しパーティーに参加しました。アパートといっても、かなり広く爆音で音楽をかけても大丈夫。
50人くらい人が来て、みんなとおしゃべりしたり踊ったりしました。
隣の男性に「どこから来たの?」と尋ねると、「オーストリアとスイスの国境だよ。車で8時間半かかったよ。」と笑っていました。お正月はドイツ人にとって大切なのですね。


そしてクライマックスはカウントダウンです。ドイツの伝統的なお正月の迎え方は強力でした。

火薬つめすぎの巨大なロケット花火セットを各家庭ごとに用意していて(大晦日に街を歩くと、みんな花火セットを持っています)12時になるとみんな道路でシャンパン片手に花火を打ち上げるのです。なんと卓上花火まで存在します。この写真もまるで戦場でしょ。
もし、どこでもドアで突然大晦日のドイツに連れて来られたら、ほとんどの日本人は戦争だと思うでしょう。そのくらい強力でした。
翌朝、清掃員がごみ収拾車で掃除をして回ります。
本当にお疲れ様です。

今朝、ブレーメンの住宅街を歩いていました。視線を感じてふと振り返ると、絵に描いたような白髪の老夫婦がカーテンの影から私をじーっと見ています。そして隠れてしまいました。まるで映画のワンシーンでしたが、外国人の私が宇宙人みたいに珍しかったのでしょう。いい経験です。

さて、ドイツ人はめちゃくちゃ早口です。おまけによく喋るので7拍子の曲が似合います!日本にいると7拍子なんて発想すらありませんが、彼らの会話を聴いていると自然にまくしたてるようなメロディーが浮かぶので、さっそく作りました。
ドイツの戦場より、A HAPPY NEW YEAR!
インターシティーに乗ってブレーメンまでやってきました。ケルンから三時間。遠くまで来ちゃったなーと実感します。ケルンの人達は陽気で、みな英語をしゃべります。喋れなくても、こちらを理解してくれようとするので、結局のところ何も困りませんでした。別れ際にはみんな「アディオース!」って笑ってくれたのに…。(どういう訳かみんな私をスペイン人だと思っている。)

しかし…ブレーメンの人は笑ってはくれません。しかもホテルの人以外、誰も英語は喋りません。同じドイツなのに…全然違うのです。そこで尚美の提案です。ブレーメンの駅前にも駅前留学やお茶の間留学を設立すればヒットするかもすれません。どうでしょう?

ドイツの田舎に行くと、最初よそ者に冷たいと聞きましたが、こういう事らしいです。

さて、今からドイツ人のペテルさんと待ち合わせです。ペテルさん、生粋ブレーメン人。どうしよう…。冷たかったら…。せっかくギター持って来たのに…。演奏して笑ってくれなかったら、フラメンコのマラガのタンゴ弾いちゃうかも。(気分はアディオスだから。)

という訳で、レッドブルを飲んで元気を出していってきまーす!写真はブレーメン駅です。アディオース!
久々に14時間も寝てしまいました。ケルンの土地には、深くて強い地に宿るパワーがあります。道はほとんど石畳で、歩くときれいな音がします。やはり音楽の生まれる街であるのだと体で感じました。


今日はケルンの大聖堂に入りました。ステンドグラスが有名ですが、ほんとうにすばらしいです。私はドイツ語が全く分かりません。書いてある事が分からないのがたまにキズです。お土産にロザリオを買いました。キャッシャーのおじさんは私の事をスペイン人だと思っているようです。「違う」と言うと、ブラジル人か?と聞かれました。そう。ケルンではアジア人がほとんどいません。今日一日歩き回りましたが、韓国人らしき人に一人会っただけでした。

そして街には楽器屋がたーくさんあります。ギター売り場に行くと、スペインギターが泣きたいくらい安いです。ギターの半分は高めのヤマハで、あとの半分はスペイン産。店員さんいわく「ヤマハは世界一さ!いつも均一なクオリティーを保っている!」

そこで、私は珍しく一目ぼれしたギターに出会えました。弾いてみたら、本当にボサノバの為に生まれたようなギターでした。これは運命だ!ドイツだし(バッハの国だから)。スペインのモレーノという杉ギターです。買ってしまいました。

ホテルへの帰り道、ホテルの隣の教会に入りました。有名らしいのですが、あまり人はいません。すごく気になる一角があり、行ってみるとマリア像だったのですが、左の目から涙の跡がくっきりついています。聞いた事はあるけど…。
思わずキャンドルに火を燈しました。

ホテルへ戻り早速あっという間に一曲作りました。何故私にこんな曲が書けるの?ってくらい今まで書いた事ない感じの曲です。ケルンの地の力でしょう。ますますドイツが好きになりました。
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パリ北駅から特急タリスに乗ってドイツのケルンにやってきました。
窓の外を見ていると、ぜんぜん飽きません。ブリュッセルを抜けて、山の中でふさふさしたおいしいチーズを量産しそうな牛達や、クリスマスケーキについてるような家にたくさん出会いました。ドイツもまだまだクリスマス。ドイツのお家は窓やベランダを飾るのがとても上手です。ベランダをよじ登るサンタのオブジェが人気みたいで、たくさんのサンタ達にも出会いました(^O^)そして、初めて大きくて生き生きした美しい緑のもみの木を見ました。パリのもみのきは日本のもみのきみたいにくたくたですが、ドイツの生き生きしたもみのきの美しさといったら…!

そしてケルンといえばオーデコロン4711(直訳はケルンの水。ナポレオンがパリに持ち帰りヒットしたのだとか。)と大聖堂とサッカーのFCケルンです。日本でも4711はよく見掛けますよね。恥ずかしながらさっき初めて4711を試しました。柑橘系です。お土産に買ったので、もれなく私の友達の誰かに当たる事でしょう。

さすがにお疲れモードなので、ケルシュビールを飲んで寝ます!
領収書のアルファベットを一つ間違っただけで全て書き直すほど、完璧主義の硬い感じの笑みのないドイツ人に迷ったけど(これがフランス人なら間違ったままでしょう。)、一言余計に会話をすると、よく笑う明るい人達でした。
乾杯!!!
今日は偶然フランスに来ていた友達と、夜景を見に行きました。こちらはまだまだクリスマスの風景がたくさん広がっています。エッフェル塔は一時間に一度鮮やかなイルミネーションのショーをやっています。見たかった方の為に、もちろん写メールしてきました。夜の外出は恐いので避けていましたが、今夜ばかりはお友達とはじけました。


チカチカっとかなり動きの早いイルミネーションでしたが、とってもきれいでしたよ!

ちなみにこのお友達ですが、ニースから車でスイスの山越をしてミラノに抜けたそうです。スイスの山で山岳民族に出会い、「おぅ!」って昔ながらの友達みたいな挨拶だったそうです。ちょっとこわいけど、会ってみたいな。
パリに来て三日経ちましたが、一人で来たのに誰かかれかとおしゃべりしています。やっぱりラテン民族なのですね。

私の今回の拠点はカルチェ ラタンという所で、サンジェルマン デュプレ地区です。ラタンとはラテンのフランス語読みで、昔から世界各地から文化人が集まる場所だったらしく、共通語がラテン語だったんですって。ラテン語って習得するとヨーロッパの言語を勉強するのに楽ですよね。ラテン語だけ勉強する分には、あまり意味をなさないのですが。

歩いて3分の所にパンテオンがあります。パンテオンってよく知らないけど、建物に書いてある文章を見ると、おそらくマリア様が生まれた場所っぽいです。多分。
パンテオンの近くのカフェに入ると、調子よいおじ様がやさしく接してくれます。カフェのギャルソンってどこへ行ってもみんなこんな感じです。

「パリには旅行かい?明日からドイツに行くの?へー。で、ドイツのどこ?ケルンかい?今絶対君はケルンだなぁって思ったんだよね。」

入口からイタリア人のマダムが入って来ると、「こんにちは、マダム。コーヒーでしょ?絶対マダムはコーヒーだと思ったんだよね!」

ラテンおじ様の接客は延々と喋り続けながら働く、超肉体労働です。
こうしてラテンな午後は過ぎて行くのでした。
今日のパリは雪が降りました。ただ不思議と東京の方が寒いです。

今日は、私がインテリアを手掛けている店舗用の生地を買いに、モンマルトルにやってきました。ここは世界で一番大きな生地問屋街があります。
前回来た時よりも品数が少なくて残念だったけど、今回は南仏調の明るめの生地をいくつか調達して、郵便局からコリッシモ便(4000円くらいで、渡される段ボールで世界どこでもエアーカルゴで送れる。フランスでお買い物をした時には便利です。国内用と海外用があるので、必ず日本へ送る事を伝えましょう。)で日本へ送りました。

生地屋に来ると、流行が分かるというもの。未だ根強い日本アジアブームはまだまだ続いているようです。なんとひらがなのプリント生地や、「鳥、魚、人」などのプリント生地まで発見!そして、鮮やかな和紙が生地屋で売られているんですよ。
でも今日一番の目玉だったのは、雪の中を歩いていた学生らしき男の子が着ていた「武士魂」と描かれたコートでした。雪のパリに武士を見ました。

南国育ちの私は、雪が珍しくて仕方ありません。メープルの葉っぱに降った雪がとてもかわいかったので、思わず撮りました。
ついにオランダ経由でパリにやってきました。オランダって初めて来たけど、日本人とオランダ人って似てるなぁーとびっくりしました。私みたいな人もいたし、私の友達やおばさんみたいな人もいたし…。肌の感じとか雰囲気もそっくり。あんな長旅だったのに、外国に来た感じがまったくしないのでした。やっぱり南蛮貿易の頃から、昔からの交流があったという事でしょうか。

そして生まれて初めて、つぎはぎ感溢れるフォッカー社の飛行機に乗りました。ただ機内食が激ウマでした!ピスタチオとフルーツ入りのパンにブルーチーズとはちみつが挟んであります!おいしそうでしょ!

今日は時差で眠いので、もう寝ます。おやすみなさい(._.)パリのホテルの天井、昔からある木材をいかした作りになっていてまさにアンティークそのものです。きっと18世紀とか、その辺りのものだと思います。