長井市中央地区公民館

 佐藤応次郎は明治14年10月23日、現長井市本町二丁目佐藤清次の長男に
生まれた。資性俊秀、エリートコースを進んで明治40年7月、東大工学部
土木科を卒業、直ちに南満州鉄道株式会社に入社。
 幾多の業績をあげ大正9年鉄道事情視察のため欧米に出張。帰朝後鉄道
次長に昇進。昭和14年遂に満鉄副総裁に就任。技術畑出身として空前のこ
と。昭和19年3月任期満了退社。勲二等瑞宝章授与。
 昭和26年4月28日東京自宅で死去。71歳。
(昭和62年度設置 平成18年度市により再設置)



 太橘(たいきつ)は小出の産、幕末俳壇の老大家として郷土俳諧の全盛期
をリードした。
文化文政にかけて約10年間諸国を俳諧師として行脚した。その途中江戸の
大会で「一声で夏になりけりほととぎす」の句をよんで、その名を遠近に知ら
れたという。
 嘉永2年10月72歳で没した。八九は72のこと。日の句は

 名月や雲がいづれば雲を照る

(昭和58年度設置 平成17年度修復再設置 薬師寺境内)



 長井の墓石では一番古いものかもしれない。「心誉宗夢居士」小松仁右衛門
の墓石は寛永10年9月5日の刻印があるので、1633年、二代藩主上杉定勝の
時代のものである。
 小松家については小出白山神社の改築の棟札で、天正12年(1584)のものに
「取持ち小松蔵人」(小松仁右衛門の先祖)とかかれており、室町時代からの
小出村の有力者だった。取持ちとは神社建築の時の世話役ということである。
 家屋敷は、薬師寺門前のあら町西側の南一帯とありあとでこの屋敷は上杉藩
主が下長井に下向したときの宿泊所となり「御殿」とよばれた。
(平成4年度設置 薬師寺境内)



 江戸時代に越後から米沢領内に集団で移住し、荒地の開墾に従事した
農民を、藩は田辺(たなべ)百姓といい熱心な日蓮宗信者であった。
 中道に田辺百姓19名が入植したのは寛政元年(1789)であるが、その折
彼等は日蓮上人の木像1体と三十番神の木像30体を持ち運んできた。番神
の堂を建てたのは同5年8月のことである。
 三十番神は法華守護の神として、1ヵ月30日、毎日代り番に守護する
30体の神のことである。現在のお堂は昭和53年の再建である。もともと
椿の本長寺の所属であったが、昭和17年地元恵光院の所属となった。
(昭和61年度設置 平成11年度修復・再設置)



長井市中央地区公民館の平成24年度の事業予定を掲載したカレンダー
を作成しました。趣味を充実させたり、親子で参加できる催しをたくさん
計画しています。どうぞご利用ください。

平成24年度中央地区公民館カレンダー・PDF
健康で、安心・安全な生活を送るために、地域の皆さんと一緒に身近な問題を
考えるふらり学講座。

今年度1回目となる第5回では「まさかの時のための救命講座 あなたはAEDを
つかえますか?」をテーマに、AEDを用いた心肺蘇生法と、熱中症対策について
西置賜行政組合消防署の横山 弘志さんにお話をうかがいました。

▽第4回ふらり学講座


誰もが使うことができる救命器具として急速に普及しているAED。職場や様々な
団体で講習を受けたことがある人も多いようですが、触ったことがないという
人もまだまだ少なくはないようです。

今回は心臓マッサージとAEDの使い方を中心に参加者全員が体験させてもらいま
した。

▽人工呼吸&心臓マッサージとAEDの使い方を体験
 

AEDを使うような現場にはできれば遭遇したくありませんが、突然そういった
場面に立ち会ってしまうこともないとは言えません。そんな時に落ち着いて
行動するためにも繰り返し訓練することが大事。

参加者の皆さんからも「何度か訓練しないと身につかない」「うちでも復習
しないと…」といった感想をいただきました。

せっかく普及しているAEDを有効に活用するために、またこういった講座を行い
できるだけ多くのみなさんに体験してもらいたいと思います。