我が故郷は、夏はものすごく暑く、冬は死ぬほど寒い。しかし、春と秋はその辛さを忘れるほど穏やかな景色や美味しい食物が味わえる。一度山形を離れ、関東で18年を過ごしたが、どうしてもその故郷が忘れられず戻ってきた。出会う人々はぶっきらぼうだが、慣れると人なつっこい笑顔に行き会える。ここは、心のよりどころなのだと思う。
そのふるさとでは、今や高齢化が深刻な問題となっている。10年後には3人に1人が65歳以上の高齢者になり、要介護者を支える若い世代をどうやって引き寄せるかが重要な課題だ。しかしそう簡単に若者は戻ってこない。では誰が支えるのか? その答えは「やはりロボットしかないのでは?」と考えている。エンジニアとしてロボット開発にも携わってきた経験を活かしたい。
そして10年後やその先までも、ドラえもんのようなロボット達が高齢者を支え過ごしやすい街にする。 “元気で長生きできる街”。それを目指して、長井ロボットプロジェクトを気長に進めるのが、私のライフワークである。
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