杵塚さんの手紙
生活クラブで知ってから もう何年も気に入って飲んでいる紅茶があります。 『人と農・自然をつなぐ会』杵塚敏明さんが作った 農薬無散布紅茶 【 瀬戸谷もみじ 】というもの。 ストレートでも ほのかな甘みがあり とってもまろやかで毎日飲んでも全く飽きません。 香りのついた紅茶もたまにはいいかもしれませんが これを飲むとフレーバーティーの不自然な香りの紅茶がおいしいと思えなくなるのです。 その瀬戸谷もみじを作る杵塚さんから 今年もお便りが届きました。 一人でも多くの方に知っていただければと思いアップします。 産地だけを聞いて危険だと避ける人がいますが 私はきちんと検査されていれば応援したいと思います。 国の基準に納得していないのであれば、自分の基準を持って この数字ならOK!と判断すべきだと思います。 昨年、基準値以下といえども放射能が検出されたお茶13.5トンを苦渋の決断で廃棄した杵塚さんのお気持ちを思うと胸が痛みます。 原発事故が起きて放射能が検出されたから もう知らないというのではなく 今までおいしい紅茶を届けてくれたのだから 自分が出来る範囲内で、微力ではあるけれども 何かお役に立ちたいと思っています。 杵塚さんだけでなく、きっと他にもこういった思いをされている方はたくさんいらっしゃるはず。 自分で正しい情報を集めて、自分で判断して、応援していくこと、 まだまだ続けなければならないと感じています。 いつ自分が同じ立場になるとも知れないのだから。 そして同じく商いをするものとして、助けて欲しいとお願いできる勇気を尊敬します。もちろん、今まで築いた消費者との絆があるからこそ出来ることだと思いますが。
2012.11.25