『ミツバチの羽音と地球の回転』をみる

今日は 無理に仕事を休ませてもらい
長井市まで映画を見に行ってきました。

以前このブログで書いた祝島に住む人たちのドキュメンタリー映画。
(菓樹mamaノート 過去の祝島の記事はコチラ→http://samidare.jp/minmin49/note.php?p=loglid=231245)

『生活クラブやまがた』で震災前に、この映画を上映しようという話が出ていた。
担当の人が「こんなことになるなら、もっと早く上映すればよかった」と後悔していたので、いつかみたいと思っていた。

鎌仲ひとみ監督【ミツバチの羽音と地球の回転】←クリックでオフィシャルサイトへ。(映画の予告編や鎌仲ひとみ監督のお話の動画もあります)
関心が低いのか、たまたま私の見た回には人が少なかったのか・・・
会場には半分も人が入っていませんでした。
私は並ばないと見れないと思っていたのですが。

映画の前に福島から避難されてきた女性の方のお話がありました。
「今回のことは誰に責任があるのでしょうか?東電でしょうか、国でしょうか。
原発から目をそらし、許してきた国民全員に責任があるのではないでしょうか」と。

イタタ・・・そうですね。
原発のことを知っていても仕方ないと許してきた人もいれば、
私のように無知で全く知らなかった、知ろうとしなかった人も
結果的に許してきたと同じこと。

映画をみてますます感じた。
原発って 汚い 穢れてる
原子力の開発や電力の独占でお金儲けをしたり
人々の生活と命を簡単にお金で買ってしまう

事故がおきなくとも
たくさんの犠牲が必要なもの

子供たちへの負の遺産でしかない


絶対安全って中国電力は言ってた(絶対なんてありません)
海も汚さないし(ホントは汚します) 
みんなが経済的に潤うって。


祝島の人は 原発を許さなかった 
二十年以上も本気で たたかってきた。
今もたたかい続けている。
自然との共生 島の暮らしを守りたいという思いで
毎日毎日 真剣に生きてる。
億単位の金をつまれてもその気持ちは変わらないのだ。


私は 今までそういうことを知ろうとしてたか?

子供たちよ 
そして これから生まれてくる子供たちよ
本当にごめんなさい。
こんな日本にしてしまってごめんなさい。
こんな地球にしてしまってごめんなさい。

いま 私に何が出来るのか?


みなさんも機会があったらこの映画をぜひ見て そして考えてみませんか?

未来のエネルギーを人任せではなく どうするのか?
自然エネルギーへのシフトをどうしたら出来るのか。


※この映画はミツバチのお話の映画ではありません。
私の後ろに座った親子の会話
息子「ねぇ、ミツバチぜんぜん出てこないじゃん、お母さんのうそつき!」
母「たぶん今から出てくるから!」
結局、途中でお子さんが飽きてどうにもならず会場を出て行かれました。残念。

ではこのミツバチって?
大きなものに対して非力で無力のように思える私たちをミツバチになぞらえて、たとえ小さな力でも、一人ひとりがぶんぶんとハネを動かし、それがたくさん集まって、共鳴しあえば大きな力になる。ということだそうです。


私も一匹のミツバチとしてぶんぶんしなくちゃ!と強く思うのであります。


映画をみている途中に、主人からメール。
スタッフが体調悪くて帰ってしまい 一人でお店を開けてるとのこと。
てんてこまいだったようです。
主人には申し訳ないことをしてしまいましたが
わざわざ見に行く価値と意味のある映画だったと思います。

DVDも発売されているようです(^^)
2011.06.18:菓樹mama:[◎心にしみたコトバ・本]

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