逆説の十か条

昨日 山形市総合スポーツセンターに避難されている方の子守の手伝いに行ってきました。
子供たちの笑顔に囲まれ楽しく過ごしてきました。

避難していらっしゃるみなさんは 個人個人で支援の内容が異なるので
お一人お一人の声に耳を傾けてお話を聞く必要があるようです。


先日炊き出しのボランティアに行ってきたという近所の方が
せっかく行ったのに「またカレーなの?」って言われたと
ムッとしておられました。

同じ行動をするにしても 
ボランティアを「してあげてる」と思ってするのと
ボランティアを「させていただいている」と思ってするのでは 
心の中は違うのではないでしょうか?

やってあげてるという気持ちは 感謝の言葉がほしくなるだろう。
ことに文句なんか言われたら頭にくるでしょう。

させていただくという気持ちだったらどうでしょうか。
自分がやりたくてやってるのです。
させていただける状況に自分があることに 
感謝の気持ちすら持てるはずです。
そしてさらに寄り添うという気持ちがあれば
「またカレーなの?」って言われても
「そうですよねー、たまにはお寿司とか食べたいですよねー」とか自然に出ませんか?

被災者と被災していない者の間に線を引き、どこか上から見ているから
ムッとしたのではないかと思います。

避難されている方は私たちとまったく同じ人間です。
機嫌の悪いときもあれば 体調の悪いときもあります。
いつもニコニコなんて出来ません。
そしてもう二ヶ月近くそういう生活をしていらっしゃるのだから
ストレスや怒りは当然のことです。

とは思っても 私も人間・・・
そのおばちゃんと同じくなっちゃう?いやいや心に余裕を持ちたいものです。


あげる と いただく って全く反対の言葉ですよね。

あげてばかりいたら どんどん空っぽになってしまいます。
逆に いただいたら 心がどんどん豊かになります。

どうでしょうか、
家族に食事を 作ってあげてると思ってするのか
今日もおかげさまで作らせていただいていると思ってするのか。

はー 私も修行です(>_<)

とまあ、そんなことを考えていたら 
ちょうど娘がお世話になっている漢方の先生からのニュースレターに
とってもいい言葉がありましたので ここに記したいと思います。

『逆説の十か条』

1.人は不条理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
それでもなお、人を愛しなさい。

2.なにか良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。

3.成功すれば、うその友達と本物の敵を得ることになる。
それでもなお、成功しなさい。

4.今日の善行は明日になればわすれられてしまうだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。 
 
5.正直で率直なあり方は、あなたを無防備にするだろう。
それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。

6.最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。
それでもなお、大きな考えを持ちなさい。

7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後ろにしかついていかない。
それでもなお、弱者のために戦いなさい。

8.何年もかけて築いたものが、一夜にして崩されるかもしれない。
それでもなお、築き上げなさい。

9.人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
それでもなお、人を助けなさい。

10.世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
それでもなお、世界のために最善をつくしなさい。


マザーテレサのコルカト(カルカッタ)にある「孤独の家」の壁に書いてあった言葉である。原作者はケント・M・キースという1949年生まれのアメリカ人。


これは大いに励まされますね(^^)




2011.05.03:菓樹mama:[◎心にしみたコトバ・本]

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