体育の授業中に不慮の事故で首から下が動かなくなり、かすかに動く口に筆を加えて詩画を描き続ける星野富弘さんの画集の中にコスモスを描いた絵と詩を見つけました。美術館を訪れたことがありますが、その繊細な絵や詩に感動したことを思い出しました。その画集の詩の一節を紹介します。
風は見えない
だけど木に吹けば
緑の風になり
花に吹けば
花の風になる
今、私を過ぎていいった風は
どんな風になったのだろう