宮内公民館の庭には小田仁二郎の文学碑が建立されています。この碑の除幕式に瀬戸内寂聴が訪れています。
小田仁二郎と瀬戸内寂聴は「夏の終り」という私小説に描かれていますが、小田仁二郎は妻子がありながら深い仲となり瀬戸内寂聴が作家としての道を開いた人と彼女は語っています。
前の職場で南陽市の文化人というテーマで企画展示をしたとき、瀬戸内寂聴と小田仁二郎の手紙を徳島県立文学書道館より借用し展示したことがあります。また、その時に二人の写真も展示しましたのでブログにアップしてみました。肖像権に抵触するのでしょうか。
「夏の終り」を読んだ時にはその生き方に共感できませんでしたが、その後の活動は見事に生き抜いた一人の女性として共鳴することの多い言動や書であったと改めてすごい人だったと感じています。
まもなく秋の終りです。もう一度「夏の終り」を読んでみようと思う。