50年ほど前に上映された「ひまわり」という映画を思い出した。第2次世界大戦で戦場に送られたイタリア兵の夫を訪ね歩く妻をソフィアソフィアローレンが演じた映画で、再開を果たしながらも元に戻ることがない戦争の悲惨さを描いた作品で、ウクライナのヒマワリ畑が画面に広がる風景が出てくる。ビデオレンタル屋にあったので久しぶりに見てみました。今のロシアの侵攻と重なる映画である。
この映画で、主人公である妻がウクライナのひまわり畑を訪れたとき、そこに住む女性が「ひまわりの下に、自分たちが入る穴まで掘らされ殺されたイタリア兵やソ連兵の捕虜、無数の農民たちが埋まっています。」と語る。
この春SNSで世界に拡散された動画に「このひまわりの種をもっていきなさいよ。ポケットに入れて!あなたがここで死んだときに、ここからひまわりが生えるように」・・・年老いたウクライナの女性が銃を持つロシア兵に詰め寄るシーンである。
こんなにも元気を与えてくれる「ヒマワリ」にこんなエピソードがあることを知り、咲いているヒマワリを見て改めて戦争の悲惨さを考えた。