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「人生は宝物を探す旅」これはある人のエッセイの題である 寒くなったり暖かくなったりと気まぐれな天候が続いていますが自然に逆らわず育つ草花は間違いなく花を咲かせ実をつけ新しい命をつないでいます 庭には赤 白そして黄色と色とりどりの花が咲いています 時が来ると毎年咲いてくれる花の開花に喜びを感じています ある雑誌で「人生は宝物を探す旅」という一文をみつけました 全文は紹介できませんがその一部を紹介します
『・・・太陽が東の空から顔を出す少し前に起きて鉄瓶でお湯を沸かす。外はまだ暗い。急須に茶葉を入れ、熱湯を注いてしばし待つ。そして日がのぼるを見ながら、お茶を飲む。こんな時、私はものすごく幸せだと感じる。/朝焼けの空の色は、毎日決して同じではない。曇りの日には期待したほどの日の出に出会えないし、雨の日なら尚更だ。でも毎朝同じように完璧な美しい茜色の太陽を眺めたら、逆につまらないかもしれない。・・・今日はどんな空と色と巡り合えるのだろうと、ワクワクする時間こそが人生の御馳走だ。
幸せとは、今この瞬間、生きていてよかったと思えることではないだろうか。ちょっと大袈裟もしれないが、地球というこの星に生まれてきたことを喜べることなのかもしえれない。
・・・
日々は、淡々と同じように過ぎていくけれど、少しずつ色や形を変えながら、私に宝ものを与えてくれる。人生は、宝ものを探す旅。これからも、穏やかに続いていく。』
小川糸 1973年山形県生まれ 作家 著書に「食堂かたつむり」「つるかめ助産婦」「ツバキ文具店」「ライオンのおやつ」など