子どもの頃に野山を駆け巡り、スカンポ(私たちはスカナと呼んでいました。酸っぱかったからでしょうか)を摘んで食べ、アサヅキ掘りをしたり、ワラビやゼンマイ、コゴミやコシアブラ、タラノメ、ウルイと食べることができるものは何でも採りました。貧しかった子どものときは植物を鑑賞するよりは食べるものを採ることが子どもの仕事でした。
朝ドラの「らんまん」の主人公は、いよいよ植物の研究に突き進んでいく展開となりました。
置かれたところで精いっぱい生きるしかなかった私たちの子ども時代でした。子ども達を取り巻く社会が大きく様変わりしてきたことを実感しています。今の子ども達は「しあわせ」なんだろうかとひとり言です。