新聞のコラム欄に次のような一文が載っていましたので紹介します。
『・・・かくれんぼの鬼の面白さは、目を開けると、世界ががらりと変わっているところにある。たくさんいたはずの友だちが、姿を消している。季節もそんな風に劇的に変わることがある。〈かくれんぼ三つかぞえて冬になる〉寺山修司
このところは残者が長引くことも多く、秋が短くなっている気がする。オフコースのふるい歌「僕の贈りもの」を思い出す。〈夏と冬の間に秋をおきました だから秋は少しだけ中途半端なのです〉その長さがどんなに中途半端になっても、十分に味わいたいのが秋である。
日が暮れる前に少し散歩を、と思っても間に合わないことが増えた。〈石塀を三たびま曲れば秋の暮〉詠まれているのは秋の夕暮れだが、暮秋すなわち秋の終わりの意味もあるという。・・・』
私はかつてオフコースのメンバーだった小田和正の歌が好きである。小田和正のアルバムに「僕の贈りもの」という歌も収録されておりよく聴く一曲である。
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