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日陰の土地に群生し臭気のある「ドクダミ」が裏の川べりにさいています 形は愛らしいハート型で葉脈がクッキリと現れ 深い緑色が落ち着いた色合いで大人シックな印象です 6月の声を聞くと白い花をつけ下から順に咲いてきます 地下茎や葉は薬草としてもちいられてきたといいますが実際に使った記憶がありません
NHKの朝ドラ「らんまん」の第6週のテーマで次のように「ドクダミ」が出てきます
東京に着いた万太郎(神木隆之介)と竹雄(志尊淳)は 野田基善(田辺誠一)らがいる博物館へと足を運びます 野田から東京大学への紹介状をもらった万太郎は 名教館時代の学友広瀬佑一郎(中村蒼)のもとへ
下宿先を探すため 大八車を引いて東京の町をさまよっていたところ 貴重な標本が入ったトランクを盗まれてしまいます トランクを探しながらたどり着いたのは ドクダミだらけの薄暗い根津の長屋でした
倉木隼人(大東駿介)や妻のえい(成海璃子)らと出会い 十徳長屋に住むことを決めた万太郎と竹雄。住人の力を借り ドクダミを抜いていきます。毒があるのか心配する住人に対し万太郎は 「毒らあありませんき!毒と痛みを消すき ドクダミゆう呼び名がついたがじゃ」と言います
挿し木で育てた「アジサイ」が薄青い花を咲かせましたが「アジサイ」は色が変わることを知っていましたか あじさいの大きな特徴の1つが、育った土壌によって色が変化するのだそうです 同じ株の花が薄紅色になったり爽やかな青色になったりと色を変える様子は何とも神秘的 この特徴からあじさいには「七変化」という別名がつけられていたり「移り気」や「無常」といった花言葉がつけられていたりします
花言葉の由来にもなったあじさいの色が変わるメカニズムには 土の酸度と花に含まれる色素が関わっているという あじさいには「アントシアニン」と呼ばれる色素が含まれており この色素があじさいを発色させているが 土中にアルミニウムが多く含まれていると アルミニウムとアントシアニン色素が結合してあじさいは青色になる 逆に土中のアルミニウムが少なければ、あじさいは薄紅色やピンク色に近い色に変化するという
アルミニウムは酸性の土壌でよく溶ける一方 アルカリ性の土壌では溶けないという特徴がある したがって土を酸性にすれば青色のあじさいが 中性~アルカリ性にすれば薄紅色やピンク色のあじさいが育つというわけです
ちなみに 青いあじさいを中性~弱アルカリ性の土に植え替えると 薄紫色のあじさいに変化します
不思議な花ですねえ