タイトル「Amrta~アムリタ」
この「曼荼羅」は、
「ありのままの自分でいて、いいんだよ」と、
あらためて感じさせてくれた作品です♪
「曼荼羅」を描いていると、
つい〝完璧・完全〟を求めてしまって、
「丸の形が歪んでいる」「丸の大きさが揃わない」
「線が曲がってしまった」と、
一つ一つの小さなことにこだわってしまうことが・・・。
それでも描きつづけて、完成した作品全体を見ると、
一つ一つの丸が歪んでいても、揃わなくても、そのままでOK!
小さな歪みも不揃いも気にならなくて、
「これも、いいよね!」と思えてくるのです。
でも、この「曼荼羅」を描いたときはちょっと違いました。
お世話になった方にお贈りするための作品で、
「キレイに完璧に描かなくちゃ・・・」と、
知らず知らずのうちに、力んでしまったんですね。
描いている途中で、
ちょっとした歪みや揃わないところが気になりだして、
「ん~、これじゃダメ!」と最初から描き直し。
そんなことを3枚繰り返して、4枚目でようやく完成しました。
それから何か月か、過ぎたころでしょうか。
あのとき、途中で描くのをやめた「曼荼羅」を見たら、
何だかおかしくて笑えてきました。
自分でダメ出ししたはずなのに、
どう見ても、ちっともダメじゃないじゃないのです。
どこをダメだと思ったんだろう・・・
少し歪んでいるところも、不揃いなところもあるけれど、
それがかえって手描きならではの温かみになっているなぁ・・・
それは、描いた自分自身も同じ。
「いいところ」も「イヤなところ」も
全部「まるごと」自分で、それで○!
また、そう思えたのでした♪