黒砂の地域文化財『校地購買記念碑』『学校敷地寄贈の碑』
明治8年開校の黒砂小学校は師範学校第二校舎になった後、登戸小学校の分教場となり昭和29年3月まで存続しました。
その後、同じ場所に黒砂公民館が建ち、公民館が黒砂浅間神社前に移転後はチビッコ公園となり、新港横戸町線工事が始まるまではその公園の片隅に二つの石碑がありました。
その石碑は、当時人口500人足らずの黒砂村の人たちが小学校を建てる為に当時は今の稲毛区役所あたりにあった黒砂村の共有林の部分木を売って、資金にしたことが書かれた『校地購買記念碑』と、もう一つは『学校敷地寄贈の碑』学校に隣接する土地を持っていた人が寄贈したことが記されています。共に当時の人たちの教育にかける熱意を感じるものです。
新しい道路ができることで長年続いていた人々の暮らしや文化・歴史的な記録や記憶が消えてしまうに忍びなく、今から5・6年前千葉市の地域文化財としての登録申請願いを出していました。他にも黒砂浅間神社には黒砂村の随所にあった石碑や石造物が集められています。それらの黒砂の昔を知ることのできる資料すべてを認定してほしかったのですが、対象になるものはこの2点のみとのことでした。
それにしても2体の石碑が後世に伝えられることになりました。この石碑は新港横戸町線国道14号から穴川に向かう道路側道の歩道近くに建てられています。
2015.06.28:kurosuna:[活動の記録・報告]
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