観光農業のカリスマ 工藤順一

(社)日本観光協会からの委嘱事業である「観光まちづくりアドバイザー派遣事業指導」として、12月3〜4日の2日に渡り、群馬県上野村に行って参りました。(昨年度は沖縄県の久米島)

群馬県上野村は、人口1567人、652世帯という決して大きな村ではありませんが、大変風光明媚で手つかずの自然と懐かし原風景がまだまだ残る村でした。
初めて訪れた私自身「また行ってみたい」「誰かに教えてあげたい」と思う場所です。
今後具体的な観光提案を行っていくわけですが、神秘的な山里を・秘湯を中心にリゾート地として成り立つ可能性を感じています。

この度の事業は2回の訪問ということで、来年1月17〜18日に改めてお伺いする予定です。


12月1日、北海道富良野は小雪の降る寒い日でした。前日はマイナス15度という本州では考えられない凍てつく天候だったとのこと。
そんな中、”ふらの農業協同組合””ふらの農協女性部”主催による「ふらの農協女性部全体事業」の講演会が開催され、私が講師として招かれ200名を前に講演を行って参りました。
当日のテーマは「元氣のでる農業経営」。
会場は熱気に包まれ「今後は私達も元氣のある農業経営にしていきたい!」との言葉を聞くことが出来て、私も嬉しく思っているところです。
また、講演会の後ミュージカルも行われ、劇団「ぜんとようようくらぶ」が「吹かせよう新しい風−今こそ女性がキラめく時」の上演会も行われました。

尚、この講演会に関しては、北海道新聞(11/30付)で事前に予告掲載されておりました。
兼ねてより公私ともに懇意にさせて頂いていた平井隆氏(元農林中金総合研究所主席研究員)が急逝されました。享年64歳でした。
この度の突然の訃報には大変驚いております。と同時に、同時代を駆け抜けてきた同士が1人いなくなった寂しさに多少とまどいを感じております。

平井さんとは、私が寒河江を全国に売り出してだんだんと注目を集め始めた頃仕事上で出会いお互いに意気投合しました。
それからは私の良き理解者として多大なるご協力を頂いておりました。
お陰様で重版を繰り返している「観光農業は感動のドラマ」(家の光協会)を出版できましたのも、平井さんのご協力あってのことと感謝しております。

今後は私のライフワークとしている元氣のあるまちづくりに向けて、平井さんの分まで頑張っていく所存です。

生前のご厚情に対し心より深謝申し上げると共に、ご冥福をお祈り申し上げます。合掌

平成16年11月26日に山形のオーヌマホテルにおいて、JAやまがた本沢果樹部会設立50周年記念講演会が開催され講演して参りました。
テーマは「活力ある産地を目指して」

山形でも大変歴史のある果樹部会ですが、大抵の農業組織がそうであるように、昨今の景気低迷や後継者の不足といった課題を抱えながら皆さん農業に従事しておられました。
果樹は山形におけるかけがえのない地域資源であります。大いなる誇りと作り手の熱意はそれ自体がドラマになります。ドラマのあるところには人が集まります。是非今後とも研鑽を積まれますことをお祈り申し上げます。
平成16年11月25日「南那須地方の明日の農業を拓くフォーラム2004」にお招き頂き講演して参りました。

当日は「農業は無限の観光資源」と題し約1時間45分お話させていただきました。
事前にまちの農業体験施設をはじめ直売所を拝見させて頂き、色々と土地の食材を試食することも出来ました。

南那須地方は大変資源に恵まれているところであり交通の便も良いことから、関東圏の主要都市からも誘客が可能という、今後大いなる可能性を感じる土地でした。

それにはまず地元に住む人が、地元にある資源(場所・食・文化・伝統・人 etc.)の素晴らしさを再認識・再発見することが肝要だと思います。
更なる発展をお祈りしています。
平成16年11月23日(火)の朝日新聞に、「観光カリスマ百選『東北では9人が活躍』」として現在の活動状況などが記事掲載されました。
私もその1人として「年間100回近く講演」と題し紹介いただいております。
私の考え方が多くの方に衆知されますことは大変嬉しく、またそれにより地域活性化のお手伝いができれば幸いです。