観光農業のカリスマ 工藤順一

平成17年2月5日(土)三重県いなべ市に於いて開催されました
「平成16年度いなべ地域農業振興大会」で記念講演を行って参りました。

テーマは「〜今、地域づくりに必要なもの〜生き残れる農業経営・農業地域」と題して、約1時間30分ほどの時間の中でお話ししました。
この主催は「いなべ地域農業振興協議会」ということで、いなべの農業関係者、市職員をはじめとして、三重県の全域から多くの方々が参加されておりました。

いなべは米作の単作地帯で、工業地帯である愛知にも近いことから専業よりも兼業農家が多く見受けられるところでした。言い換えれば直接的な消費者との交流がまだまだ希薄で直売所的なものは現在一箇所開設されており、これからいよいよ本格的に展開するといった現状のようでした。
そういったことから、今後地域に求められることは、直接生産者が消費者と直に触れる機会を持ち「売れる、儲かる、面白い農業」を知ることであると思います。地産地消を進める意味でも、このことは大きな意義があると感じております。
既成概念にとらわれず新しい発想で、今までにない付加価値の創造こそが、生き残れる農業経営であると確信しています。
大消費地が身近にあり恵まれた地域であるからこそ、今後の取り組みに注目したいと思います。


平成17年2月2日(水)
岡山市・岡山農業改良普及センター、岡山地域認定農業者連絡協議会、岡山地区農業委員会協議会の主催により
「平成16年度いきいき農業フォーラム 〜認定農業者・農業委員大会〜」が開催されました。
私も講師にお招きいただき「農業は無限の観光資源」と題し約1時間30分お話しして参りました。会場は100名におよぶ参加者で大変盛り上がりました。

岡山は日本一多種多品目を栽培する地域であり、大阪、神戸、京都、四国各県にも近いことから、巨大な消費人口を抱える恵まれた生産地であります。
岡山県開発研究所の指導により農山魚村直売ネットワークを構築されていることもあり、大変熱心に農業にも関わっておられることが伺いとれました。
私の講演の中では、農業には元氣が必要であること、付加価値をつけることの重要性、既存の概念にとらわれることなく自由な着眼点で発想の転換を図ること、ロマンとガマンとソロバンで夢を実現させるなど、私がこれまで体験、実践してきた事例をご紹介しながらお話しして参りました。

平成17年1月20日長野県中野市で行われた
「命を育む中野市農業を目指すフォーラム」のことが記事として大きく取り上げられ、私がお話ししたことも詳細に紹介されました。
「どのような付加価値つけるか これがドラマだ」と大きな見出しをつけて頂いており、これまでの取り組みなども交えて書いて頂きました。
第16回リアス四季海岸観光塾(1/25付)のことが、
「地域の良さ発信を」志津川でリアス塾 観光産業に焦点 
と題して記事掲載され私のこともご紹介頂いております。
第16回リアス四季海岸観光塾(1/25開催)のことが、
「女性と高年齢向けのプランが必要」志津川でリアス四季観光塾と題した記事が掲載され、私の講演についてもご紹介頂いております。
(第16回リアス四季海岸観光塾 於:志津川町)

●工藤先生のやる気、頑張り、体力、気力のすべてを聴いて、先生の元氣をもらいました。これからは、私達がお客様や従業員、地域の方々へ元気を与えられる様に、日々勉強と努力をしていきたいと思います。

●久しぶりににじみ出る体験を聴くことができ、身が震える思いでした。長年営業に携わっていた私ですが、いささかそれに疲れていましたが、すっかり目が覚めました。

●工藤先生には、自分自身「はっ」とする時、気付かなかったことを話して頂き、ありがとうございました。気仙沼市内のホテルの従業員さんの方のとっても素晴らしいことをお知らせします。仲居さんですが、全国からくるお客様に対応するために何か情報をつかみながら、気仙沼の季節をPRしている方がいます。お客様から聞かれたことにその場で答えられなかった時には、お客様がお帰りになるまでにお答えできるように、忙しい中を情報を緒詰めてお答えしています。〜中略〜 
先生がお話ししたことで、地域の方1人1人がセールスマンであったら、町、市全体が観光として輝いてくると思いますね。
人は何にもないと口に出して言ってしまうと何も見えなくなってしまいます。「これもあるよ」と、自信をもって口に出してみると「次はこれもあるよ」と、何でも観光の目玉になってくるのかも知れません。その気持ちで前に進みたいと思います。

●工藤先生の話は、今の私を前向きに変えてくれました。これからは先生の言葉を忘れずに仕事を頑張り、毎日楽しい生活を送っていきたいと思います。ありがとうございました。