平成18年3月4日号の週刊 置賜に、2月24日に南陽市で行われた上野フルーツランド整備促進協議会と鍋田地区水田畑地化推進協議会の「観光農業に関する講演会及びパネルディスカッション」が記事掲載されておりました。
私の講演についても触れてあり、私の言葉として「自分のまちに自身と自慢と誇り、思い入れを持って取組んで行って欲しい」と書いて頂きました。とても嬉しく思います。 |
HP拝見しました。
早速、素敵な紹介をしていただきありがとうございます。 なんか、元氣がでてきました。 合併で役所のスタッフが激減してしまいましたが、たくさんのボランティアや仲間の助けで1年間無事に授業ができました。 たくさんの元氣な仲間たち(大先輩のほうが多いですが)のもとに、たくさんのかわいい子どもたちが集まってくれて、毎回楽しい農業小学校でした。子どもたちは本当にみんなかわいいです。 保護者の方たちのほうが楽しみにしていて、農小の1日を楽しんでいるようなところもあります。それも大切なことだと思っています。 小さな取り組みですが、農の誇りと自信をもって、これからも続けていける状況・体制を作っていきたいです。 3月28日には東京の日本青年館というところで、全国土地改良事業団体連合会の主催する農業農村整備コンクールで農村振興局長賞をいただけることになりました。残念ながら大臣賞でありませんでした。荒城農業体験交流館での農業小学校などの取り組みを評価していただけたようです。課長と一緒に行く予定です。 あの施設や農業小学校などの活動は、平成19年度からは指定管理者制度に移行する予定です。なんとか今の仲間たちでNPOなりの組織を立ち上げ、指定管理者となれるようにとがんばっております。 課長とも「山形へ行きたいな」とよく話しています。 家族もぜひ連れて行きたいと思っています。 今後もご指導よろしくお願いします。 国府 清水章 |
「荒城農業小学校」とは、2002年4月から岐阜県国府町(現 高山市国府町)が開校し、飛騨地域の小学生に農作業体験を通して農業の大切さを教えているものです。4月から1月まで月に1度の開校日には様々な季節メニューが盛り込まれ、四季を通して農業体験が出来るようになっています。また、年間を通して土づくりや堆肥づくり、昔の遊び、自然観察など、地域に根ざした活動を行っています。
国府町は、以前講演で訪れたところで、その後担当者は寒河江に視察研修でも来て頂いております。この素晴らしい取組みが定着した背景には、行政担当者はもとより、小学校の事務局、農家先生、飛騨地域農業改良普及センターなど、強力なネットワークのもとに行われ、並々ならぬ努力があったことは想像に難しくありません。80名の募集定員に対して、枠を越える参加申込みとのこと。内容が充実していることを物語っております。 「食育」が取りざたされる中、いち早くこういった食農育に取り組まれていることは素晴らしいと思います。自然に関わることで人は素直になり心も体も豊かに育まれていくことでしょう。 <荒城農業小学校設立の願い> 子どもたちの「生きる力」を育むため、農業が教育の体験学習に最もふさわしい場として位置づけたい。 子どもたちに農業の楽しさや苦労を学ばせたい。 子どもたちに農業をとおして、食料に対する感謝の気持ちや正しい食習慣を養いたい。 子どもたちに豊かな自然や受け継がれてきた生活習慣をとおして、里山の文化を継承していきたい。 親子や異年齢の交流をとおして、仲間づくりと心の絆を深めたい。 |
先週3月2日(木)に、ジャーナリストの吉田光宏さんが寒河江にご訪問頂き、様々にお話する機会を得ました。3年ぶりの再会に大変楽しい時間を過ごすことが出来て嬉しく思います。
吉田光宏さんは日本環境ジャーナリストの会の会員です。 2002年(平成14年)に、私がJAさがえ西村山生活部長の時に農林経済(時事通信社発行)の「観光農業も基本は農産物の安全と品質」をテーマに取材頂いたのがご縁で、お付き合いを頂いております。 2003年(平成15年)の1月に内閣府、国土交通省、農林水産省の観光カリスマ百選選定委員会の委員長である島田晴雄先生(内閣府特命顧問)で第1回「観光農業のカリスマ」に選定され、3月の定年退職後観光カリスマ工藤事務所を開設しました。吉田さんからはいつも励ましのメールを頂戴しております。 今回は、事務所開設以降の私の講演活動やアドバイス、コンサルティング事業に取材頂きました。 吉田さんのHP http://www2.odn.ne.jp/~tim-yoshida/ |
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これは、主催:田沢湖・角館地域観光ネットワーク、協力:仙北地域振興局農林部・福祉環境部で行われるもので、きたうら地域の基幹産業である農業と観光を連携し、一年を通したメニューづくり、受け入れ態勢の整備、農産物や加工品のブランド化を図ることによって、地域経済への波及効果を拡大させる方策を探ることを目的としています。
当日は、基調講演のほかに「ヘルシーメニューコンテストの実施結果について」や「意見交換『観光農業の輪を拡げよう』」「改訂版秋田花まるっ観光振興プランの概要について」など、もりだくさんのメニュー内容でした。
仙北市は平成17年9月20日に、旧田沢湖町、角館町、西木村が合併して誕生したまちで、現在人口は33,300人、歴史と文化と自然の郷です。山と湖と温泉もあります。みちのくの小京都「角館」、日本最深湖の田沢湖と田沢湖高原、高山植物が豊富な駒ヶ岳、玉川温泉や乳頭温泉もあります。彩る渓谷美の抱返り、たざわ芸術村(わらび劇場)なども有名です。また、角館の桜や武家屋敷、紙風船の郷桧木内、かたくりの群生、栗の名産地である西明寺などで知られています。
この地域には、内閣府、国土交通省、農林水産省、観光カリスマ百選選定委員会(委員長 島田晴雄 内閣総理大臣特命顧問)より選定された観光カリスマ 田口久義さんもいらっしゃいます。その田口さんと、この度の交流会でご一緒することができ感激しました。そして翌日には田口さんの農家民宿「彦六」を訪問することが出来て、またご案内まで頂き、多くのことを学ばせていただきました。
この農家民宿「彦六」は地区100年以上になる屋敷に手を加えたもので、秋田の典型的な曲り屋です。宿泊客は、主に首都圏からの修学旅行生で、農業体験ができる宿として人気です。体験メニューも豊富で、ハーブやつる細工、地元大豆を使った手作り製品、山菜(こごみ)採りや野菜作り、味噌作り、餅つきなどが用意されていまる。2008年まで予約がいっぱいの状況とのことでした。自然がいっぱいで、人情味溢れる宿でした。
私がJA時代に全国の旅行者へ懸命に営業して回っていた頃、山形県寒河江市に誘客するには、コースの設定が重要になってきますが、山形の場合それがとても難しいと担当者に言われました。「湖」と「水」と「緑」がないと、ダメとのこと。特に湖の場合、名古屋以西には大きな湖がないことから、田沢湖、十和田湖が人気、青森県の奥入瀬といった清流も人気だということを、その時初めて知りとても印象深く残っています。
この地域には様々な観光施設が点在していますので、このまちに住む人達がその魅力(食・文化・歴史・温泉・四季折々の風景、景観、そして人)を誇りに思い自慢できます。それは最高のことなのです。
また、芸術村のわらび座を見ること、そして体験型の観光を都市との交流で行うことは、今求められているグリーンツーリズムの理想型でもあります。まさしく「観光と農業の連携による魅力づくり」と言えると思います。
(今回もパワーポイントに沿って話を展開)
1.寒河江型観光農業とは…
(1)寒河江市周年観光農業推進協議会
(資料より「組織図」参照)
(2)異業種とのネットワークの構築 = 共存・共栄
(3)継続と持続
2.発想の転換 … 意識改革
(1)先入観、固定観念を捨てる
(2)地域資源の再発見、再認識 = 宝物発掘
※資源…文化、歴史、風景、景観、特産物、人
(3)アイデアを裏付ける根拠(ストーリー展開)
(4)「知恵」を「智慧」に
3.リサーチの重要性
(1)消費者のニーズ・価値観の把握
→五感を使って生の情報をリサーチ
(2)いま、商品に求められているもの
夢、愛、遊び、癒し、本物、安全、安心、季節感、 健康 等
(3)納得、価値観、満足
(4)商品提供側 → 面白い、売れる、儲かる
4.企画・決断・実行
(1)思いがあれば生まれる発想
(2)「3年一昔」から「30日一昔」のスピード
(3)産地(季節感)を売る話題づくり
地産地消、地笑、地商
(4)官民一体となった取組み
官民それぞれの特性の理解と利活用 「縦割機構」 →「横の連携」
(5)常に情報発信で公開を
マスコミ・タウン誌・インターネットの利活用
5.人材の育成
(1)人こそが財産
人材を人財へ=育てること、支援することの重要性
(2)地域住民みんながトップセールスマンである
パネルディスカッションでは、仙北地域の魅力や自慢など、将来に向けたグリーンツーリズムのあり方を探りながら、地場産業と異業種のネットワーク化を図り、都会との積極的な交流を提案しています。
○パネリスト
・田口久義氏(観光カリスマ:田沢湖・民宿彦六)
・高橋輝子氏(田沢湖・マイハーブガーデン輝湖)
・佐藤貢一郎氏(田沢湖・神代地域活性化推進協議会)
○コーディネーター
・工藤順一
たざわこ芸術村の営業部長 小島えみ子さんは河北町西里出身でした。お会いできて感激しました。
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