観光農業のカリスマ 工藤順一

平成19年5月11日(金)於:天童市天童温泉「二見館」、平成19年度やまぐち活き活き塾(山口地域リーダー合同研修会)が開催され、その基調講演の講師としてお招きを頂きました。「夢とロマンと元氣を求めて」をテーマにお話いたしました。山口地区の将来を展望した住みよい地域づくりのためにはリーダーの存在は不可欠であり、各方面、分野で活躍する青少年育成推進員、青年指導員、分館長、分館主事、子供会育成会単位会長、青壮年会役員、若妻役員、婦人会役員、地域づくり委員等、36名の方にご聴講頂きました。主催は天童市立山口公民館推進員、指導員会でした。尚、「やまぐち活き活き塾」が開塾5年目を迎えられたとのこと。講演後、情報交換では5分科会に分かれて各分科会の内容発表も行われ、交流を深めるために懇親会も合わせて開催されました。

<講演キーワード>
○常に、夢・ロマン・元氣を忘れずに
○自分の地域(ふるさと)が好きで、自慢できるか
○地域とは、魅力とロマン、夢がいっぱい潜んでいる。それをどれだけ発見できるか。
○自分の意識が変わらなければ、周りも未来も変わらない(視点の変化)
○阻害要因になるもの
○元氣のあるところにはドラマがある
  → 「氣」※と「気」メの違い
○鉛筆、ボールペンの違い
○「その内」はいつまでたってもこない
○鏡とは
平成19年5月10日(木)~11日(金)於:山形市山形国際ホテル、平成19年度北海道・東北ブロック保育指導者セミナーが開催されました。その第1日のセミナー講師としてお招き頂き、「発想の転換で時代を切り拓く」をテーマに講演して参りました。このセミナーは、北海道・東北各県の保育協議会役員及び保育士会役員、事務局担当者が役40名の参加でした。主催は、北海道・東北各県保育協議会、山形県保育協議会です。
これまで、小・中・高等学校の生徒、教職員に対しての講演は何度か経験がありましたが、この度の幼児に関わる方々向けのセミナーは初めての経験で、テーマはもちろん内容に関しても正直苦慮致しました。
観光農業のカリスマになるまでの人生の歩み、そしてその中から学んだこと、幾多の苦しみや壁に当たりながらも自分を支えてくれたもの、何をバネに、何を目的にして365日の感動のドラマを生み出したのか、などを中心にお話しています。
(お話しした内容から)
○発想とは
○阻害要因
○発想を転換するには
○自分自身が変わること
  → 意識改革
○変える要件とは
  → 過去の事例、言い訳をどれだけ捨てることが出来るか
○五感を生かした情報をどれでけ収集するか
  → スピードある決断と実行が出来るかどうかが大きな鍵
○夢・ロマン・ガマン(熱意と努力)が重要
  → どれだけ地脈(人脈)を活かせるか
○人材は人財へ
○5つの経営キーワード
  ①経営が成り立つ
  ②人材が育つ
  ③固定観念を断つ
  ④お客様の顔が立つ
  ⑤地域社会に役立つ


今から30年前、人気絶頂だった気仙沼ちゃんが欽ちゃんから聞いた言葉
「気仙沼ちゃん、今後生きていく中で①名誉をとるか?、②金をとるか?、③健康をとるか?3つを選ぶことは出来ない。必ず1つは障害になる。」
そこで気仙沼ちゃんは、名誉を捨て地道に民宿の女将の道を選びました。本人曰く、芸能人としての実力はなかったゆえ、とのこと。
先日、親戚の法要でN市の寺に参った時のことです。そこに居合わせた幼子の母親に、住職は「お子さんは何歳ですか?」と訊ねられました。母親は「3才です。」と答えておりました。住職曰く「幼子がお経をおとなしく聞くのは無理な話で、子どもは騒ぐのが仕事、お母さんは叱るのが仕事です。何も気にしないで下さい。」とお話しをなさいました。

それから、私との会話の中で「人は決して頭が悪いのではありません。できが悪い場合には、努力すれば良くなります。」とお聞かせ下さいました。

言葉ひとつひとつに温かみを感じる言葉でした。
全国各地で講演やアドバイスする機会に恵まれ、講演会の会場で熱心に聴講頂いた後に質問・相談されることが多いので私なりの見解やアドバイスをしてきております。そして、その後の近況報告(手紙やハガキ、電話、メール)が何よりも楽しみになっています。元氣な声、明るい声、喜びの笑顔をそこから伝わってきて、私にとってのやりがいをひしひしと感じる時です。私がかつてそうであったように、壁にぶつかった時、それを乗り越えた時の喜びを、同志的な感覚で分かち合っている心持ちになります。
  
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