観光農業のカリスマ 工藤順一

開店以来、季節感溢れる本物の味、素材を活かした商品で、「行列の出来る店」として話題を呼んだ店も、責任者が変わり、スタッフも変わると、開店当初ほどの勢いはなくなり売上げも減っているという。客離れの要因としは、マンネリ化と自信過剰、五感を生かした情報収集が不足などではないだろうか?
もう一度奮起して貰いたいと切に願っている。
平成19年8月2日(木)於:東京都港区虎ノ門 内閣府地域再生推進室会議室、内閣府地域再生事業推進室主催で「地域再生勉強会」が開催されました。その講師としてお招きを頂き「地域の人材育成(観光・物産関連)」と題して講演して参りました。
これは担当室が現場の声を直に聞き、意見交換を行うことで、今後のニーズの把握に努めることを目的に行われたもので、地域再生に取り組んでいる他の関係機関(国・自治体職員、NPO、大学関係者、総研、マスコミ、医師等約50名)も出席頂き会場はいっぱいでした。当日は、東京はもちろん全国的に台風の影響でフェーン現象が起き、37度という猛暑日になりました。そんな中、多くの方にご参集頂き感激致しました。

講演ではこれまで地域と人材育成に係わった経験とその実践から得た事例をちりばめながら、以下のレジュメの内容をお話しています。

 ○意識改革の要件
 ○地場産業(異業種)とのネットワークの構築
   地脈=人脈 
   共生
 ○人材育成のポイント
 ○あってはならない3つのキーワード
 ○「得した感覚」を活かす方法
 ○5つの経営キーワード

講演後には大勢の方と名刺交換を行い、また懇親会では約30名の方々にご出席頂いて意見交換を行う機会を得て、大変嬉しく思います。

また、公聴頂いた千葉県庁政策推進室の戸崎将宏さんから、早速翌3日に講演内容のメモをお送りいただきました。昨今、行政に求められている「スピード、実行力」ですが、戸崎さんのこの素早さには感服・感激いたしております。


平成19年8月1日(水)於:東置賜郡川西町、山形おきたま農業協同組合主催の講演会が開催され、「発想の転換で事業展開 〜その秘訣とは〜」と題して講演して参りました。

JA職員として、組合員と共に日夜農業事業に取り組んできた38年間。その中で常に体を使って五感で掴んだ情報を生かして生み出した発想。いつも「元氣」であることを基本目標に据えながら「ロマン・ソロバン・ガマン」で頑張り通した歳月のこと。JA時代に培った地脈−人脈の重要性と、現在のような閉塞感いっぱいの状況下で一番重要なこととして、自分が変わること(意識改革)。それにより職場や地域が変化する。過去の事例や言い訳を捨てる。意欲を失うことは自分のやる氣、行動の阻害となる。事業を展開して目的を達成させるためには、どれだけ組合員と語り合うか(徹底したコミュニケーション)、交流の場を多く持つか。決して一方通行になることなく、次代を切り開くためには、相手のニーズや課題に耳を傾けることから始まる。

講演の内容は次の通りです。
 ○発想の転換とは
 ○組合員、(消費者)のニーズの把握
 ○「得した感覚」を活かす
 ○サービス業にあってはならない3つのキーワード
 ○5つの農協経営キーワード
 ○事業成功の要件
 ○意識改革で、お客様も増え売上げも上がる要件
 ○住みやすい条件とは            などなど

熱心にご聴講頂き、今後の事業展開に少しでもお役に立てば幸いです。
(「地域づくりアドバイザー講演会」於:北海道美唄市)

〜季節の挨拶略〜

先般の講演では、大変貴重なお話しを楽しく拝聴いたしました。
私どもも「元氣、勇氣をもらった」という感があります。
今後とも桜井市長を先頭に一丸となってがんばりますので、よろしくお願いいたします。
またのお越しを心からお待ち申し上げます。ありがとうございました。
平成19年7月16日(月)〜17日(月)の1泊2日、宮城県気仙沼市大島「気仙沼の宿 アインスくりこ」に行ってきました。
16日は寒河江〜仙台まではバスで行きましたが、新潟県中越沖地震の影響で東北新幹線は40分程遅れました。一関から気仙沼まではバス、気仙沼から大島までは船で向かい、大島港にはご主人がバスで出迎えてくれました。小田の浜海水浴場の真っ白い砂浜に打ち寄せる波音と、唐桑半島が一望できます。はるばる石川県から来たお客様と一緒に、気仙沼ちゃんのお母さん手作りの蜂蜜入りラッキョウ漬けをお茶請けに、ホールでコーヒーとお茶を頂きました。このラッキョウ漬けがとても美味しくて感激しました。宴会では海の幸がいっぱいで、大漁船にはアワビ、ホタテ、ヒラメ、タイ、ホヤ、マグロ、マンボウ、カニ、アジ、スズキ、イカ、タコなどなどが並び、盛りだくさんのバイキング料理(海の幸の天ぷらは10種類)大満足。正に食の感動でした。宴会場には、静岡、石川、群馬、栃木、東京、宮城、山形、秋田からのお客様46名が一堂に会し、気仙沼ちゃんご夫妻による進行で仮装カラオケ大会が繰り広げられ、お客様は歌に合わせて化粧をし衣装を着て登場します。笑いの絶えない楽しい時間となりました。宴会後には、夜の大島の島内巡りで、夜景を楽しみました。標高235mの亀山から見渡す海には、漁り火を臨むことが出来ます。ご主人はガイドを務めながらも、経済、社会、観光振興、自然の要素を盛り込みながら、ユーモアもタップリに話しをしてくれました。腹を抱えるほど大笑いしながらナイトドライブを楽しむことが出来ました。宿に戻ってからは、フルーツのデザート、お茶、コーヒーのサービスもありました。朝にもお茶、コーヒーのサービスがあり、手づくりの特産品の試食もできます。朝食でも豪華な料理がいっぱいな上に、気仙沼ちゃんの手づくりパンの4種類のオンパレード。帰りには、気仙沼ちゃんとの記念写真をお土産に、世界各国ののぼりを片手にした仲居さん達に見送られて、大島を後にしました。楽しくて、胸がワクワクして、時間を忘れた1泊2日の旅でした。

アインスくりこ
平成19年7月12日(木)北海道美唄市で地域づくり講演会の講師としてお招きを頂きました。私が「見知らぬ土地で一人寂しく夕食をたべるのではないか?」と心配してくれた南富良野町の曽慶さんご夫婦から夕方電話を頂き、夕食のお誘いを頂きました。そして、南富良野から高速道路を使って往復5時間の道のりを来てくれました。その心づかいに対し、とても感激し感謝の気持でいっぱいです。曽慶さんとの出会いは商工会主催の町づくり講演会がきっかけでした。商工会会長他沢山の要職に就かれており、大変忙しい中なのに会いに来て頂き、北海道南富良野の商工、観光等たくさんの最新の情報交換が出来たことも大変ありがたかったです。
これからも、人との出会いを改めて大切にしたいと思います。