観光農業のカリスマ 工藤順一

7月16日午後1時から、山形市内のホテルで財務大臣政務官 参議院議員 山下英利氏との意見交換会が開催された。大変光栄なことに、私も意見発表者の1人に選ばれて以下の様な内容を発言させていただいた。

財務大臣政務官との意見交換会に出席して --comment
昨年「観光農業のカリスマ」として選定頂いて以降、全国各地に出向き講演とアドバイスを約100カ所近く行ってきた中で、現在一番求められているのは国内の観光地における次の時代を担う「リーダー(人材)育成」という社会システムの構築にあると感じております。「観光立国宣言」のもと、海外の観光客を誘致するための費用も重要ですが、デフレ経済の到来により日本国内の観光地はおしなべて元気がありません。来ていただいた観光客向けの環境整備や、特にサービスの向上(言い換えれば人の教育)に対しての投資は必要不可欠であると考えます。そして私のこれまでの経験から、「観光」には競合するものはなく、地域・業種を超えたネットワークを作ることで、地域における経済効果と共にコミュニティ再生という相乗効果をもたらす要素が大きいと実感しております。そして、そのまちの持つ財産(人・物・情報・文化・歴史など)を多くの人が共有することにより、地域住民は自信を持ちそこに住んででいることに誇りを持つことになります。「夢」や「ロマン」や「勇氣」といったものが、実は地域を元気にしていくのです。「観光産業」はその地域を照らす役割を担っているのです。全国各地が観光地として応える環境整備、特に人材の育成システムこそ、国内は元より海外からの観光客をどこの地域でも受入可能にする鍵であると考えています。そして又、現在の情報化社会・高速時代においては、今までの「見る」観光から「体験」「実感」「健康」「癒し」といったメンタルな部分での観光に変化していることを感じております。日本の中で元気のある観光地には総じてそういったものを求めて多くの観光客が訪れています。農業や自然を体験する「グリーンツーリズム」は今後益々需要が伸びるものと予想されていますが、受入側が積極的に今求められているモノに対する学習や研究も必要になってきます。是非、人に対する教育の支援、そういった社会システムの構築を強く希望しております。

2004.07.20:「観光をキーワードとした地域活性化」:修正削除


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