米っ粉クラブ

10月27日鈴川コミュニティーセンターにて
天童市の菓子工房ボンむらやまの村山パティシエによる
第3回米粉料理教室が開催されました。

当日は台風が来るか反るかの怪しい天気になりそうで心配でしたが、
村山パティシエはなんと晴れ男だそうで、台風の合間の晴れの天気に
恵まれました。

山形市をはじめ、上山市・天童市・村山市・新庄市・米沢市と県内
各地からの参加者の皆さんが足を運んでくださいました。



早速、パティシエのデモンストレーションがはじまりました。
今回はスイーツ3品を作りますが、まずは「豆腐のジャム」を作りますよ。



参加者の方も熱心にメモを取りながら、作り方を聞いています。



クリームチーズとトレハロースを一緒にした鍋を火にかけ、なめらかに
混ぜた豆腐と牛乳を鍋に足して混ぜ合わせていき、砂糖と米粉を加えます。
できた豆腐のジャムは、熱いまま瓶に入れていきます。
参加者の方は熱心に煮詰めた状態や固さを確かめています。



さて参加者の方も調理を開始。煮詰めていると、材料の状態が変わって
きます。糖度が40度になるまで煮詰めていくのですが、なかなか素人には
どれくらいの糖度かなんてわかりませよね。ちゃんと糖度計という測る
器具があるのです。がっしりと重みのあるプロの道具を見せてもらいました。



できたジャムを瓶に詰めて、さらに煮沸作業。
ぐつぐつとお湯が沸騰してきたら、瓶のフタを下にして弱火で約30分ほど
煮沸していきます。



ジャムを煮沸しているあいだに「大地のロールケーキ」を作りはじめます。
牛乳・生クリーム・バターをフライパンに入れて沸騰させて火から下ろ
し、一気に米粉を入れます。ダマにならないように素早く混ぜ合わせます。



まとまった生地に卵黄を加えていき、ゴムベラで混ぜ合わせていきます。
糊化したシュークリームの生地みたいな感じです。



しっかりとメレンゲも作ります。ツノがこんな風におじぎするくらいが
泡立ちの目安ですね。



メレンゲをサクッと合わせた生地を天板に入れて、平らにします。
余熱を上げておいたオーブンに入れて、約15〜18分焼きます。



参加者の方も各テーブルで開始です。フライパンでロールケーキの
生地作り。こういう生地作りは、はじめての方も多かったようですね。



生地はこんな感じで大丈夫なのか…パティシエに見てもらっています。
皆さん和気あいあいと。パティシエも楽しそうですね。



今回の参加者の方の中には、親子が3組いらっしゃいました。親子で
楽しみながら作ってもらえるのもうれしいですね。



さてパティシエのロールケーキの生地が焼き上がりました。バンバンと
天板ごとテーブルに落としてショックを与えて、水蒸気を追い出します。



きれいに焼けたロールケーキの生地は、冷ますために窓際に。
いい匂いが漂ってきました。冷めるまでしばらくお待ちください。



次はクレープの生地作りに入ります。ボウルに米粉・グラニュー糖・塩を
入れてよく混ぜて、ダマにならないようにほぐした全卵・卵黄を加えて
混ぜます。



牛乳やバターを入れてさらに混ぜ合わせたクレープの生地は、漉し器で
漉してなめらかにします。


さて参加者さんのロールケーキの生地が焼けてきましたよ。パティシエは
すかさず焼き上がりをオーブンから取り出して天板にショックを与えます。



焼き上がったロールケーキの表面を押して少し戻るような弾力があると
OKです。この弾力が大事なのだそうですよ。手で触って確かめています。



クレープを焼いていきます。パティシエは家庭にもあるフライパンで
焼き方のコツを教えてくれました。やはり温度は大事ですね。耳元で
音を聞いてみて温度がわかるのだそうです。



参加者の皆さんもクレープ生地作り。生地を漉して完成です。



さて生地はできましたが、やはり重要なのは焼き方ですね。
皆さんバティシエの焼き方を真剣に見て、説明に聞き入っています。



ちゃんときれいな焼き目で焼けましたね。



他のテーブルの皆さんもきれいに焼けています。なかなか上手ですね〜。



パティシエがクレープのデコレーションをはじめました。
うっすらショコラ色のクリームは玄米粉クリームです。
スポンジを乗せてさらにクリームを。



バナナを乗せてキャラメリゼしたくるみとチョコもトッピング。巾着型の
かわいいクレープは、リボンで結ばれました。クレープの中身の話は実は
決まっていなかったので、まさにサプライズになりました。お店で売って
いるようなかわいいクレープをこの教室のためにありがとうございました。



自分のクレープは、自分でデコレーション&トッピングして1人2個ずつ
作りますよ。



こちらもきれいに包みあげました。リボンもスムーズに結べましたね。



それではロールケーキに取りかかります。スポンジに生クリームを塗って
さっき作った豆腐のジャムを絞り出して、大納言かのこ豆をぱらぱらと。



くるりとロールケーキを巻いたら、仕上げに粉糖を振りかけます。
巻きあがりがきれいになるように、端っこをカットするとちゃんと
きれいに仕上がるのですね。



パティシエのクレープとロールケーキが完成しました。
さすがプロのお仕事ですね。形も美しく艶めいていて美味しそうです。



参加者の方のロールケーキもきれいに巻けて、粉糖を均等に振りかけて
います。できあがりまでもうすぐですよ。



皆さんがロールケーキを作っているあいだに、パティシエがりんごの
コンポートを作ってくれました。甘い美味しそうな香りがしてきます。



皆さんできあがったので、揃っていただきます。3品を3時間半で完成しま
した。小腹も空いておいしいティータイムに。ちょこっと味見をして、
あとはお持ち帰りに。あちらこちらから美味しいねの声が聞こえてきます。


妥協なしの本格的なスイーツ作りでしたが、参加者の皆さんもプロの技を
目の前に熱心に覚えようと真剣な視線が印象的な教室でした。

中には、小麦粉アレルギーの子どもがいるので米粉で作れたらと参加
してくださったり、元々お菓子作りが好きな方など、とても満足して
いただけたようでした。村山パティシエはじめ参加者の皆さん、
ありがとうございました。

本格的な米粉スイーツをぜひおうちでも作ってみてくださいね。


「豆腐のジャム」レシピは→こちら 

「お米のクレープ」レシピは→こちら

「大地のロールケーキ」レシピは→こちら

 

2013.11.07::[メモ/]

9月22日新庄市民プラザにて、やまがた米っ粉クラブの
第1回「米粉料理教室」が開かれました。

連休のお忙しい中、地元新庄の皆さんはもとより、
遠くは上山市・天童市からもご参加をいただきました。

先生は新庄のイタリアンレストラン・パパクチーナの佐藤シェフ。
きょうは地元野菜を使った米粉のイタリアン料理3品を教えてくださいます。



シェフの紹介とごあいさつを経て、さっそくデモンストレーション
開始です!



最初に「米粉とじゃがいものニョッキ〜トマトクリームソース〜」から。
ニョッキの名前の由来や作り方のコツなどを聞きながら、ニョッキを練って
棒状に伸ばしていきます。

ニョッキの形を作るためグルテンの代わりに強力粉を足します。
米粉は地元新庄の米香房Gratia*sさんのさわのはなを使用しました。
ご本人も教室に参加くださり、油の吸収が抑えられヘルシーな米粉の特徴
など生産者からのお話も聞くことができました。



食べやすい大きさにカットしたニョッキをボイルします。
2分くらいすると透明になり浮いてくるのがちょうどよいサインです。



ニョッキが茹であがりました。軽く水でしめるのは、グルテンを流すため
なのだそうです。透きとおってますね〜美味しそう。



フライパンでトマトソースを温めながらニョッキ、生クリーム、塩、
こしょうを合わせていきます。よい香りがしてきましたよ。



米粉とじゃがいものニョッキ〜トマトクリームソース〜完成しました!



続いて「玄米と地元野菜のコロッケ」を作ります。
ライスコロッケはイタリア語。スペイン語では「アランチー二」。
雑学を言いながら調理するシェフ。



華麗な手の動きに参加者の皆さんも見入っていますね。



地元野菜が色とりどりに並んで、調味料も揃っています。
イタリア料理は、たくさんの食材が必要です。
ちょっとした移動厨房ですね。



コロッケを作っている合間に、湯むきしたトマトでソースを作ります。



新鮮なレモン汁を入れて、バージンオイルやバジルと合わせたソースが完成。
冷製パスタのソースにもなるそうですよ。



しばし和やかなムードで、なすのフリットを揚げています。



卵を忘れてきて買いに行くというハプニングもあり、揚げるのをちょっと
お休みしていたライスコロッケも、次に揚げますよ。



ライスコロッケを揚げているうちに、シェフは野菜フリット4種類を
バランスよく盛りつけています。



続いてライスコロッケ。ソースをかけるセンス、ルッコラを乗せて…
さすがプロの盛りつけです。彩りがきれいで美味しそうですね。



さてシェフのデモンストレーションも終わり、さっそく参加者の皆さんが
調理開始です。まずは蒸しあがったじゃがいもの皮むきからはじまりました。



シェフが各テーブルを回り、アドバイスを受けながら調理していきます。



親子で参加してくれた方もいますね。上手に切れるかな?



ニョッキの硬さをシェフと確かめながら、練り直し。
米粉とじゃがいもだけでは崩れやすく、強力粉で調整しながら。
今回の過程でいちばん重要なところのようです。



トマトソースのニョッキを調理中。
生クリーム・塩・コショウで味付け、シェフが味を確かめながら
見てくださっています。



各テーブルで、できたグループから盛りつけも開始です。



テーブルごとに個性が違います。きれいに盛りつけられていますね。



皆さん揃ったので「いただきます!」



見た目も味も、本格的な米粉イタリアンメニューです!



最後に、余った玄米でシェフがリゾットを
作ってくださいました。ここにある材料だけで作るカルボナーラのリゾット
です。

卵と生クリームにパルメザンチーズをたっぷり入れて、普通のカルボナーラ
のようにチーズの濃厚な味わいです。パルメザンチーズだけでもこんな濃厚な
味になるんだと皆さん口々に美味しい〜の声が聞こえてきました。

最後までサービス精神いっぱいの佐藤シェフ、ありがとうございました。

参加者の皆さんからも「楽しかった」「これなら家でも作れます」
「米粉の使い方がわかってよかった」などのうれしい感想が聞けました。

ぜひこれからもご家庭で、気軽に米粉を使った料理を作ってみてくださいね。


「米粉とじゃがいものニョッキ〜トマトクリームソース〜」レシピは→こちら

「玄米と地元野菜のコロッケ〜イタリア風〜」レシピは→こちら

「米粉の野菜フリット」レシピは→こちら

2013.10.01::[メモ/]

8月10日新庄市民プラザにて、最上地域雇用創造推進協議会
主催の「親子で作ろう米粉料理教室」が開かれました。

夏休み中の子どもたちと保護者の皆さんの8組が、
鮎川ゆき先生とわいわい楽しみながら作りました。



メニューは、「米粉のパンケーキ」と「米粉シチュー」です。
まずはパンケーキから作りはじめます。



「米粉、触ったことありますか〜」子どもたちに米粉を触ってもらう鮎川先生。
    はじめての感触に、子どもたちも興味しんしんです。



材料を入れていき、手際よく泡立て器で混ぜていきます。
パンケーキのたねができたら、フライパンを熱してたねを入れますよ。



たねを入れてしばらくしてぷつぷつと空気の穴が出てきたら、裏返します。
いいにおいがしてきました。美味しそうな焼き目がついていますね。



パンケーキが焼けたら、パンケーキに添える「米粉のカスタードクリーム」を
作ります。天然のバニラビーンズをナイフで削いで、準備します。



ボウルに牛乳を入れて火にかけて、沸騰直前まで温めておきます。
卵黄をほぐし砂糖を加えて混ぜ合わせて、白っぽくもったりするまで
泡立て器で撹拌(かくはん)して、米粉を加えます。



材料を漉しながら、ボウルに入れます。



中火にかけながら、泡立て器で混ぜながら沸騰させます。



絶えず混ぜながら煮続けると、ぼってりした状態からさらっとした
状態になり、柔らかいクリームになってきました。
さすがパティシエ、手際の良さが見事です。



つやが出てくるとできあがりです。すぐにバットに広げて冷まします。




 

参加者の皆さんも調理開始します。



おうちでもお手伝いしてるのかな?
フライパンに生地を入れるのも慣れてますね〜。



こちらは、もう2枚目が焼けましたよ。



パンケーキが焼けたのを見計らって、次は米粉のシチューを作ります。
野菜はこれくらいの大きさに切ってくださいね。



各自野菜を切って、シチューを作りはじめます。



シチューを火にかけて煮込んでいる間に、
パンケーキのトッピング作りをはじめます。

さっき作ったカスタードクリームに、ココアのパウダーを混ぜると、
チョコクリームができるんですよ。



オレンジの皮をカルチェ取りすると、お店で食べられるみたいにキレイ!
鮎川先生がうれしい小ワザを教えてくれました。



子どもたちも好きな形にしたり、好きなフルーツやクリームを
お皿に盛りつけていきます。



ミッキーやいろんな形のパンケーキ。



パティシエみたいに本格的な飾り付けですね〜。






みんなが楽しく盛りつけている間に、
コトコト煮込んでいたシチューができましたよ!



シチューを器に盛りつけをして、みんなでいただきますのあいさつで
食べますよ。



自分たちで作ったパンケーキとシチューは、格別の美味しさですよね。

 


鮎川先生の作られた米粉パンケーキと米粉シチューの完成です。
試食をさせていただきましたが、パンケーキはもちもちした食感がして
美味しかったですよ。シチューは市販のルウを使わずに、米粉を使って
簡単に作れるのですが、コクがあって美味しいのです。






参加者の皆さんからも、喜びの声が聞こえてきました。
「いつも作っているものより美味しいものができました。また作りたいです」
「今まで作ったことがなかったのですが、子どもたちと楽しんで作れました」
「パンケーキはダマにならなくて作りやすかったです。気軽に作れてよかった」



【鮎川先生のお話】
「市販のホットケーキミックスやシチューのルウには合成保存料が入っているので、
子どもたちへの安全が気になりますよね。今回米粉を使ったパンケーキとシチューは、
簡単に作れるのに美味しいし安全なので、ぜひ気軽に作って欲しいです」

安全で簡単で美味しくて、と3拍子揃ったレシピです。
ぜひおうちでも手作りしてみてくださいね。

→「米粉のパンケーキ」レシピはこちら
→「米粉のシチュー」レシピはこちら



《鮎川先生にお聞きしたパンケーキを上手に焼くコツ》

Q.パンケーキを上手に焼くコツは?
触らないで待つこと。焼き目が付きにくいので、強火で焼いてください。
焦げるようなら火を弱くしてください。
 

Q.キレイな焼き目にするコツは?
一度フライパンを火から下して、濡れタオルなどで温度を冷やして
焼くと、均等に熱が加わりキレイな焼き目になります。

2013.08.21::[メモ/]

7月10日新庄市民プラザにて、最上地域雇用創造推進協議会
主催の米粉料理教室が開かれました。
先生は、住みます芸人ですっかりおなじみの三浦友加さん。

料理好きでテレビ番組にもコーナーを持っている友加さん。
今回は米粉を使った料理レシピを2つ披露してくださいました。



まずは「米粉のウーピーパイ」。はじめに三浦さんがお手本を。
コミカルな語り口調での説明に、参加者からも「かわいい〜」の声。
でも作る時はもちろん真剣です。



各テーブルを回りながら、わきあいあいとコミュニケーションを取って
調理を開始。
 



ビニール袋に作った生地を入れて絞り出し、ホワイトチョコのトッピングを
乗せます。生地が丸い形にならなくてもだいじょうぶ…



焼き上がりは、丸くなっています!
しかもびっくり〜焼いても真っ白ですよ☆


 



皆さんのウーピーパイの生地をオーブンに入れて約10分ほど焼いているあいだ、
「米粉のヴェールdeクリスピー セクシィぎょうざ」となんとも意味深(?)な
ネーミングのぎょうざ作りを開始です。

ぎょうざのたねはこうやって平らにして、12等分にしるしをつけて均等な量に。
 


 

ぎょうざですが、実は皮は使いません。
なんとセクシィぎょうざは…米粉の衣のヴェールに包まれるという新しい
ぎょうざでした。水を潜らせてお好みで2重にも3重にもできます。

米粉はグルテンが入ってないため代わりに片栗粉を入れています。
ここにも工夫が。



皆さんも楽しくぎょうざのたねを作っています。



成形したぎょうざがバットに並べられていきます。
 


 

皆さんがぎょうざの成形をしているあいだにサービスショットを
お願いしたら「セクシィぎょうざなので…」とセクシィショットの
サービスをしてくれましたよ♪ ありがとう友加ちゃん☆





ではウーピーパイの続きに戻りまして、マシュマロを乗せてレンジでチンします。
ちょっと溶けるくらいがいいです。ジャムもお好みで乗せてパイの上と下を
合わせます。



さらに粉雪のような粉糖をかけると「白いウーピーパイ」完成です!
かわいくて美味しそう〜
 

 


 

そしてぎょうざを焼く作業に戻ります。
焦げ目が着くまで強火で1分、お湯を入れ蓋をして中火で2分。
さらに水分が飛ぶまで焼きます。
 


 

お皿に盛りつけて完成です!
お酢とこしょうとラー油のたれもオリジナルですよ♪
お皿は新庄の東山焼です。

 


 

皆さんも先生のお手本を見て焼きはじめました。
じゅーっといい音がしてきます。
 



それぞれのテーブルでも完成しましたよ。





皆さん美味しそうにいただきます☆

 

「白いウーピーパイ」と「米粉のヴェールdeクリスピー セクシィぎょうざ」完成!
盛りつけもきれいに真剣丁寧にされていました。
友加先生ありがとうございました〜☆



《ちょこっとレシピ秘話》
生地も中身も真っ白な「白いウーピーパイ」は、雪の新庄をイメージして作ったとのこと。
米粉だけでは膨らまず、卵白をホイッパーで混ぜ合わせるというワザを生み出して
何度もくり返し作り、このレシピが生まれたそうです。ウーピーとは、アメリカ人には
なじみのある言葉で「喜んでる」とか「ハッピー」の意。作るのも食べるのも
楽しくハッピー気分になるので、みんなで作ってみてくださいね。

 

参加された皆さんが、ぎょうざの皮の代わりに米粉をまぶして作ったことに新鮮味を
覚えました。皮の代わりに粉をまぶす食べ方は、以前友加さんがアルバイトで
ぎょうざを焼いていた頃に編み出した美味しいアイディアなのだそう。
パリパリともっちりの美味しさの食感で、米粉を使っているので油も吸わなくて
ヘルシーです。ぜひ味わってみてくださいね。

→《米粉レシピ》白いウーピーパイはこちら
→《米粉レシピ》米粉のヴェールdeクリスピーセクシィぎょうざはこちら
 

2014年2月25日山形市・パレスグランデールにて、山形県米粉利用拡大
プロジェクト推進協議会・農商工連携によるスイーツ作り実行委員会・
やまがた食産業クラスター協議会の共催による「んまい!やまがた米粉×
やまがたスイーツフェスタ」が開催されました。

県内の農業者と菓子製造業者で開発されたスイーツ発表の「やまがた
スイーツプロジェクト等事例発表会」、米粉商品を取り扱う出展事業者と
県内外の仕入業者が情報を交換し合いビジネスマッチングを行う「ビジネ
ス情報交換会」、料理研究家の今別府靖子先生を迎えての「米粉食品調理
デモンストレーション」、そして県内の米粉食品やスイーツの試食が立食
形式で楽しめる「試食交流会」の3部に分けられての開催です。



MCは山形放送の小川香織アナウンサー。



「やまがたスイーツプロジェクト等事例発表」のトップバッターは、
第6回貝印スイーツ甲子園にて北海道・東北ブロック代表となり、決勝
大会へ出場した県立山辺高等学校の「うんめぇず★」の3人です。

つや姫のパフやさくらんぼのゼリーを使った、米どころ山形の田んぼを
イメージしたケーキで、芭蕉の句を描いた飾りや山形の観光を表現した
アイディアいっぱいの「米くうべ♪」を紹介。この模様はBSフジで放映
されました。高校生ならではの柔軟な発想が満載です。



次に山形の農業者と菓子製造業者とのマッチング促進のための「やまがた
スイーツプロジェクト」の事例が紹介されました。

なんと山形はケーキ全国第2位、シュークリーム等の他の生菓子では
全国第3位、さくらんぼ等の他の果物は全国第1位の消費量なのだそう。
この両方を組み合わせれば、ベストマッチですね。また新たな山形の
魅力が生まれそうです。



戸田屋正道さんでは、さくらんぼあんを使った和菓子「桜桃袱紗」の説明を。



シベールの尾関パティシエは、つや姫のライスパフを使った焼きチョコの
お菓子「やまがた姫チョコ焼き」を。

まだ試作段階ですが、すぐに商品化されそうなものも。
農業者と菓子製造業者のマッチングよる9店11品が紹介されました。



第2部は、料理研究家の今別府靖子先生を迎えての「米粉食品調理デモン
ストレーション」です。



MCの小川アナのナビゲートで、先生の手元がよくわかるよう会場の
プロジェクターに映し出されてのデモンストレーション。
きょうは米粉料理3品とスイーツ1品で、全部で4品作ります。

メニューは米粉を衣に使った「天ぷら」、米粉で作るホワイトソースを
使用した「ホワイトシチュー」、味噌入りホワイトソースの「米粉の
味噌グラタン」、簡単で美味しい「林檎入り丼ぶりレンジショコラケーキ」。



会場には、175名の米粉&スイーツファンが集まりました。会場では
皆さんがプロジェクターを見ているあいだに足早にデモンストレーショ
ンが進められ、天ぷらもホワイトシチューもどんどん完成。
結構簡単にできそうですよ。

"nitto.jpg"

"tohoku.jpg"

米粉商品を取り扱う出展事業者と県内外の仕入れ業者が情報を交換し合い、
ビジネスマッチングを行う、ビジネス情報交換会も行われました。

デモンストレーションが続く中、わたしはひと足早くお隣の「試食交流
会」の会場へおじゃましました。



山形の食べる、飲む、住まうをテーマに県内の会社が集まり、デザイナー
のプロデュースのもと、東北芸術工科大学のサポートにより生まれた新
ブランド「agarey(アガレイ)」。2月にパリの見本市にも出展した話題の
パスタ、玉谷製麺所の「雪結晶」も、その製品の一つです。その名のとお
り雪の結晶の形をしたオシャレなパスタ。発芽米や赤米の米粉を使用して
います。

残念ながらきょうは試食のみですが、繊細な雪の結晶の形は見事です。
プレゼントにも喜ばれそうなパッケージもさすがですね。



さて、どんどん試食しながら紹介をしていきます。
まずはスイーツプロジェクトから。

今回の主催でもあるやまがた食産業クラスター協議会の「チョコレートを
まとったYAMAGATA極上フルーツ」3品。ミキヤ洋菓子店とのタッグで
生まれました。

「県産さくらんぼ×生チョコ×ミルクチョコ×さくらんぼパウダー」
セミドライにしたさくらんぼをラム酒でマリネすることで生の食感に近い
状態にしチョコをコーティング、県産さくらんぼ「紅さやか」のパウダー
をまぶしたさくらんぼの酸味とチョコがベストマッチの逸品。これは
高級感もあり、首都圏できっとウケますね。

そして「県産白桃(恋香桃)×スイートチョコ」。加工用に優れた桃 「恋香
桃」のセミドライにチョコをコーティングしてありますが、果肉が生の
桃のようにしっかりしており、上品な桃の味わいが生きていて美味。
桃とチョコも合うのですね、新発見です。



2013年度の米粉料理教室の先生を務めていただいたシベール・尾関パティ
シエのつや姫のライスパフがサクサクの「やまがた姫チョコ焼き」。
コレ美味しいです! 早く発売して欲しいですね。



そして41店もの参加がありました米粉料理・スイーツの中からいくつか
ご紹介します。

まずは、加工蔵まやの「米粉桜あん入り桜の葉付き」。
ちょうど今が旬の桜もちですが、自家製米粉を使用したこの桜もちの
食感はおもしろいです。桜の葉漬けもオリジナルで作られたそうです。
春をイチ早く先取りさせていただきました。


 

スイーツ選手権決勝戦に出場した山辺高等学校食物科の「まるでトマ豚」。
米粉を使ったもちもちの皮にトマトを入れ、米で育てた米舞豚の肉あんが
たっぷり入っています。すべて山辺産で形もトマトになっている高校生の
発想がかわいい肉まんでした。



MONO BAGELのお米のタルト(トルタ・ディ・リーゾ)。砂糖と牛乳で
炊き上げた米をタルト生地に使っているそうですが、お米っぽさが感じ
られない美味しさ。オススメです。



こちらは、日東ベストの「お米deガトーショコラ」「お米de国産りんごの
タルト」。小麦粉アレルギーの方にも食べられるように、米粉だけで
卵・乳も使用していないので、アレルギーの方にも安心して食べらてもら
えるお菓子です。



おしょうしな本舗ロワールの「お米で愛っす♡キャンディー」。
米沢産の伝統野菜や特産物に米粉を入れたちょっと不思議な食感のアイス
キャンディー。さらっとしていて健康的でいいですね。



会場は41もの出店があり、今別府先生と小川アナも出店者の方にお話を
聞きながら試食して回っています。



参加者の皆さんも試食をしながらアンケートに答えています。項目も結構
細かいですよ。出店者の皆さんは率直な感想を聞けるいい機会です。
たくさんあってお腹いっぱいですが、すべてのお店の試食はできましたか?  



置賜の米粉料理教室でシフォンケーキを教えてくださったまっ直ぐ屋さん。
紅玉りんごのシフォンケーキは、りんごの自然な風味が広がって、まっ
直ぐ屋さんならではの、しっとりふわふわがうれしくなるシフォンケーキ
です。



きてけろくん発見! 会場を優雅に歩いています。今年はDCキャンペーンも
あるので、きてけろくんも引っ張りだこですね。たくさん並んだ中にも
県外へのお土産にもぴったりな商品がたくさんあります。きてけろくん
なら、どの山形土産をオススメしてくれるかな?



あやめそば舟越さんの「こめこ紅きり」。こちらはお店で食べられる
メニューですが、県産はえぬきの米粉8割に山形県産小麦ゆきちからを
つなぎに入れ紅花を練り込んだつるつるさらっと食べられる紅きり。
長井に行ったときはお立ち寄りくださいね。



庄内の米粉料理教室の先生をしてくださったハーフタイムさん。
自家製米粉を使用したクッキーは、種類もいろいろ選べて、プレゼント
にかわいいパッケージ。サクサクの手づくりクッキーは美味しいですよ。



飯豊町の田中屋さんの「米粉コロッケ」。衣に米粉を使うとサクッカリッと
いう歯ごたえがくせになりそうな米沢牛入りコロッケです。



置賜の米粉料理教室の先生をしてくださったコンフォルタさん。きょうは
米沢産つや姫使用の焼きたての米粉ワッフルを実演してくださいました。
トレーラーハウスのカフェでイートインもテイクアウトもできますよ。



そして県庁食堂の「ん〜米! 米粉スムージー」。カラフルな彩りで種類も
増えたスムージーはぜひ試していただきたい。この食感が独特なので、
皆さまにも楽しんで欲しいです。きょうは人気のため早々と品切れになっ
てしまい残念。



さて、すべての紹介はできませんでしたが、最後に今別府先生とMCの
小川アナのツーショットを。

米粉を知り使いこなしていらっしゃる今別府先生も楽しんでいただけた
ようです。県の番組でも米粉の取材をされて、ますます米粉の魅力を
知った小川アナ。お二人ともおつかれさまでした。

一大イベントの「んまい!やまがた米粉×やまがたスイーツフェスタ」は
大盛況にて、無事幕を閉じました。参加者の皆さんもご来場ありがとう
ございました。

 

 

 

 

 

 

2014.03.10::[メモ/]

ただいま「やまがたふるさと食品フェア」がヤマザワ北町店にて開催
されています。

これは山形県内の13社による72品もの食品が並ぶ年に1回ほどしかない
規模のイベントだそうで、米粉を使った商品も三和油脂さんと玉谷製麺所
さんの2社が出品されています。
 

店内にできた特設コーナーでは、お客さんが足を止めて気になる商品を
それぞれ手に取ったり、試食をしたりしていました。





16日には三和油脂さんの「つや姫パスタ」の試食会がありました。




つや姫米粉のもちもち食感とうっすらピンクに色づいた紅大豆の風味、
さらにこのパスタの注目点は栄養価の高さなんです!
米ぬかをブレンドしたのがその秘密。


ミネラルやビタミンB群が含まれ、ナイアシンや葉酸など疲労回復に効果も。
おすすめの食べ方は、たらこパスタや和風パスタなどが和の味がよく合う
とのお話でした。




そして玉谷製麺所さんからは「月山黒米うどん」と「月山黒米パスタ」の
2種類が。山形県産黒米玄米を使用していて、アントシアニンの紫色が
特徴のうどんと ショートパスタです。もちもちの食感でのどごしの良いうどん、
ショートパスタは3種類の形状があるので、用途や好みに合わせて選べる
のも楽しいですね。

フェア開催は7月10日〜30日まで。
お気軽に足を運んでみてくださいね。