おなかをすかせた一人の青年。
それに気づいた農家のお姉さんがおにぎりをあげます。「なんておいしいおにぎり!」そこからコメ作りについて、展開していきます。
田植えをしていたSさんが、説明します。 Eさんは、機械化について話します。
ここで、米作りについての質問コーナー。
みんな、自分の考えをもって手をあげています。当たってるかな?
今度は、先日行った稲刈りの再現です。「雨降って、ぬかって進まねね。」「切ったあどの株の上いぐどいいなだ。」「ほんとだ。」「日が暮れねうじ、終わすべ。」「んだね。」
農協のTさんたちも現在の米作りについて話しています。
「稲を作ることは、自然環境を守ることにもつながる。」「蚕桑人として生きていくことの大切さを、おらだの区長も言ってだ!」実際の田植え、稲刈り、水路の学習、社会科の学習を通して学んだことを、ドラマを入れながら発表した5年生です。準備にもとても力を入れました。パワーポイントはすべて自分たちの力で行ったそうです。「力もち」です。
6年間の思い出を語りながら下校する6年生。
修学旅行で迷子になったり、シャンプーと石けんで3,000円分も使ってしまった失敗談に花が咲きます。そして、ふと見つけたどこでもドアを開けた4人は・・・
2011年の東日本大震災のあとへとタイムトラベルしました。そこで、妖精と会います。そこで目にしたものは・・・ 東日本大震災の惨事の様子と、亡くなったお母さんに向けてお母さんの好きだった曲を、トランペットで吹く姿・・
しっかり聞いて、神妙な顔をしているこぐわっ子たち。
次に、4人は、ボランティアで家や瓦礫を片付ける人々の話を聞きます。
そして、4人は、「1分1秒を大切に生きてね。」という語り部さんたちの言葉にも心打たれました。見ている方も、心打たれます。
私たちができることは何だろう・・・と、修学旅行後に、一生懸命考えた6年生。最後は、「明日という日がある限り」の二部合唱。 震災の場所から離れたところで、しかも2011年に生まれた子供たちが、学んで考えて、今ここでこうしていることを、被災者の方々が知ったら、勇気をもらって、また明日へ向かっていけるのではないでしょうか。まだまだ、あの時の傷跡は癒えていないのです。
俺たちは、やり切ったぞ!の姿。
各学年のがんばりをまとめてくれたWさん。
どの学年も、あっぱれ!大拍手です。
この学習発表会で、蚕桑小学校の6年生としての大きな行事は終わりました。あとは、5年生が、4年生が、この蚕桑小学校を背負って立つ準備に入ります。「気はやさしくて力もち」の足跡をたくさん残していこう。