霜が降った寒い寒い朝・・
元気に登校しています。これも1つの心と体の「研いでリング」。
3学期の係決めの場面。「まず、自分の希望のところに名前を貼りましょう。」次々に希望を貼っていくこぐわっ子たち。ん?一人の子が泣いています。「ぼくが、その係をしたかったのに!」
すると・・・「今は、希望を言っているだけだよ。これから話し合いだよ。」「そうだよ、誰か譲ってくれるかもしれない。」
「勘違い」と、その状況を察して「その子に対して周りがかけてくれる言葉」。一つ一つ大人になる時の瞬間。まさに、「研いでリング」。そっとその場から離れました。
工作中の2年生。よく先生の話を聞かないと、はさみを入れる箇所を間違ってしまう作業でした。周りを見ながら、先生に何度も確認しながら進めます。これも一つの「研いでリング」。仕上がりが楽しみです。
5年生は、企画係の仕事を再度作るかつくらないかの意見を戦わせていました。
5年生の良さは、自分の思いを率直に言えるところ。「何のために」…納得解を得られるまで議論を続け、民主主義的な解決になればと思っています。
結局この時間では結論は出なかったようですが・・・。このような議論は、一人ひとりが大人になるためにとても大切なことです。他の人の考えや意見を聞いてどう感じるか、それを理解して自分の意見を変えるか貫き通すか…。
「何のために」を柱に、来年度蚕桑小学校のリーダーになるこぐわっ子たちが、「研いでリング」の経験を重ねてほしいと思います。
たくさんの「研いでリング」のおまけ、「温めイング」の紹介。中間休み、ふとグラウンドに目をやると…。泥にぬかってしまった友達を抱き上げているようです。
1年生の国語。言葉の学習の後のお買い物で余ったので、私にもおすそ分け・・・と、サクランボをわざわざ持ってきてくれました。とても温かくて甘酸っぱい味の「温めイング」。ありがとう。
1人前の人間になるために、小学校では日々「研いでリング」があり、気はやさしくて力もちの通り、「温めイング」もたくさんあるなあと感じた日々でした。
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