蚕が繭を作る状態になった、もう繭を作りかけている蚕もいる!ということで、急遽、蚕を蔟に入れる作業、上蔟を行いました。
「段々と、この回転蔟に入れるようになっていたのですが、皆さんは、蔟(まぶし)に入れます。」と蚕の先生からのお話がありました。
この皿に、50頭ずつ数えて入れ、1つの蔟につ200頭ずつ入れていくという作業。
最初は、こわごわでしたが、慣れていくと調子よい「かずかんじょし(数数え)」のコーラスです。
約40分かけて、すべて蔟に入れ終わりました。
「作ってる作ってる!」「どれどれ?ホントだ!」
最後まで掃除も頑張ったHさん。
すべて繭になり、毛羽を取る日まで一息つきます。
お蚕様の世話を通して、「いのちを預かること」「仕事内容」「協力」「礼儀」「段取り」などなど、たくさんのことに触れ、考えます。このようなことの繰り返しの中で、社会に出てからの自分のあり方を身に着けていきます。私たち大人の仕事は、これを価値づけていくことでしょうか。
蚕の先生方も、6月7日からずっと、ほぼ毎日こぐわっ子たちにお付き合いくださいました。保護者の皆様からも、土日にきていただきました。その時の親子の会話もほんわかするもので、こちらが温かい気持ちになりました。皆様に、心より御礼申し上げます。
この記事へのコメントはこちら