車いすに乗って登場した講師のAさん。6年生は、それに気づき、さっとその場の空気が変わりました。どのように気遣ったらよいか、考えたのでしょう。
Aさんは、「誰か、椅子に座るのを手伝ってくれませんか?」そう声をかけました。すると、一番近くにいたRさんがさっと手を差し伸べた瞬間の写真です。
Aさんは立ち上がり、「ありがとう。こんなにさっと出てくれるなんて!」と握手してくれました。Aさんは、介護の仕事に携わっている方です。こぐわっ子たちが、彼の仕かけにどんな反応をするか見たかったのだそうです。Aさんは、「自分が子どもだったら、あんなにすぐ手を貸せない!すごいなあ。」とRさんに感心していました。
この日は、6年生の福祉学習の日。
まず介護の仕事についての理解。
次に、自分の利き手でない方の手で折り紙。できるかな・・・。
子どもたちは、何を思いながら折ったのでしょう・・。次の課題は
子どもたちは、「ここお願い!」「どこ?」と言いながら、折っていきます。Aさんが言いたかったことは、
次は車いす体験。
線の上、坂道、段差、みぞ・・・。ああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら、乗っています。
感想を聞いた後に、Aさんは上に書かれてあることを話してくださいました。そして
介護についての話の他に、人生選択についての話もしてくださいました。
実は、Aさんは、28年前の私の生徒です。28年かけて、自分の人生をしっかりと築き、歩んでいる姿に感動しながら、6年生と共に自分も勉強しました。
この時間、1番心にドーンときた写真を紹介します。
Aさんと仲良しのおばあちゃんだそうです。年輪を重ねた方からのメッセージは、重い。あと約4か月で中学生になる6年生に、幸多かれ!と、卒業式でもないのに思ってしまいました。きっと、6年生も10年後20年後、Aさんの話もヒントにしながら、立派に自分の人生を歩いてくれることを信じています。
Aさん、「人生を考える時間」をありがとうございました。
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