思い 想い おもい

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 今週の火曜日、集会で2年生の先生の講話がありました。先生の苦手だったことは、マラソン。いつもいやだな~と思っていましたが、あるマラソン大会の日、一生懸命走っていたら調子が良くなって、100人中30位になれたそうです。とっても嬉しくて、がんばるとよいことがあるんだな~と思ったそうです。

 また、きらいな美術の時間。先生から言われたとおり、「これでいいかな、うまくできるかな…。」とこれまた一生懸命描いた絵を、先生にもっていくと…「なかなかいいね!」とほめられたそうです。その声が、数十年経ってもまだ心の中にあるということでした。その時の先生は、なんと依然蚕桑小で校長先生だった方だそうです。

 そして、なんと私たちのために、歌を歌ってくださいました。曲は「ふるさと」。蚕桑は、この歌にぴったりだと思ったからということでした。その歌声は、のびやかで素晴らしいものでした。

 聞いているうちに、ぐっと熱いものがこみ上げてきました。

 歌詞の意味が難しいので、わかるように筆字で書いてきてくださいました。この字の1つひとつに、先生の想いが感じられました。

 なんだか、凛とした空気の中、心がすーっと澄んでいくような時間でした。先生の人生の一部を垣間見た気がしました。

 こぐわっこたちは、何を感じたでしょうか。朝会は、「ああ、今日ここにきてよかった!」と思えるものにしたい、そう思います。

2022.07.13:koguwasho:[日日是好日]