蚕桑小学校のある夏休みの朝、5年生の朝顔がきれいに咲き、4年生のゴーヤはおいしそうに実を実らせていました。
こぐわっ子にとって、楽しい夏休みが終わり、今日から2学期。始業式で、こんな話をしました。
何の写真でしょう?
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です。
この後、彼は、きゅっと口を結び、弟の火葬をじっと見つめ、やがてどこかへ消えていったそうです。
なぜこんなことがあったのでしょうか。
戦争の悲惨さは、言葉では言い尽くせないことは、誰しもが知っている。なのになぜ、
戦争は、終わらないのでしょうか。このすばらしい文明が咲き誇っている今。
本当は、今日体育館で全校生に問いたかったことです。残念ながら、リモートになってしまったので、こぐわっ子の意見を聞くことはできませんでした。そして、次の話をしました。
この夏、初めてこの方の事を知りました。アンネ・フランク(アンネの日記の作者)と同じようにずっとナチスドイツから逃れ続け、生き残った方です。家族は殺され、隠れている間もきっと生きた心地はしなかったことでしょう。アーロンさんの言葉を紹介します。
訳すと次のようなことでしょうか。
しかし、今も戦争は続いています。心が痛いです。アーロンさんの次の言葉をご覧ください。
ああ、そうか。この言葉を紹介してただいた時に、今すぐ私たちにできることがあるのだ!そう思いました。また、8月6日に、広島市長の松井さんが、次のように述べました。
ああ、そうか。教室で、体育館で、グラウンドでもできることがある。
そう、7月にこぐわっ子が書いたこの言葉を実現すればよいのです。自分も他の人も幸せでいること。ちくちく言葉を使わない、ふわふわ言葉でいっぱいにする。みんなできることです。
一人ひとりの花を、より美しくしよう。より濃くしよう。毎日を、こぐわっ子みんなが楽しく明るく精いっぱい過ごす!
蚕桑小学校の平和宣言。
目の前の子ども誰一人、悲しい思いをさせたくない、そう思います。