昨日、3・4年対象に、蚕桑地区山口の方々が作成した紙芝居の上演をしていただきました。
1つ目は、70年以上も前のこと、この辺では薪にする「まき」を、山の木を切りだして使っていたのですが、それにまつわる話、2つ目は、樹齢500年以上もの羽黒の大杉が、飢きんの時に人々を助けるために切られたという話でした。
木を切るときには、命がけ。火をたくときには、「男衆の骨をたいていると思って、火をたく・・」ということ、また、若いものもベテランも同じ分だけ分け前をいただく、そして村の一人ひとりを大事にするという考えを、次の世代につなげていく・・ということが身に沁みました。
4本の大杉のうち、3本の木は倒され、それを売った村人たちは白い米を食べることができた。若い衆は、大杉に感謝しながら、獅子舞をして祈りをささげた。残された一番小さかった木が、そのことを伝えるべく蚕桑の子どもたちに話をしたという話です。自然とともに生きている、また自然に生かされている人間・・ということを忘れてはいけないと感じました。
子どもたちからは、とてもいい感想や質問が出ました。おかげで、私たちが知らないことまで勉強になったし、地域を自然を大事にしていくこと、また後世に伝えていかなければいけないこと、SDGsに絡め、地産地消の大切さを学んだとても良い時間になりました。
山口地区の皆様、ありがとうございました。